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「子猫殺し」を書いた坂東眞砂子の意図がわからない  「子猫殺し」を書いた坂東眞砂子の意図がわからない

地域猫の作り方というブログや、のら猫学入門というサイトを運営しておられるちゃま坊さんという方が「子猫殺し」という記事を書かれていたので、ご紹介したかったのです。

「子猫殺し」(地域猫の作り方)

実際の記事全文は日経新聞の18日付夕刊を読まないとわからないのですが…。
お近くに日経新聞の販売所があればバックナンバーを買うことが出来ます。
私はとあるところから偶然全文を引用したブログをみつけたので、そちらを読みました。

お近くに販売所がない方は図書館などで探してみてください。
図書館も近くにない方は、追記にリンクを張りましたので、そちらでお読みください。
(ただし、余計な情報なしで記事だけ読んで欲しいので出来れば新聞をお読みください)

あまりに恐ろしい考え方だと思います。
さらに恐ろしいことには、この坂東という作家の考え方に共感できるという意見を言っている人がいたことです。
ミクシィというソーシャルネットワークの中にいる一部の人たちです。

しかし、私には作家のコラムを読んだあとの、どうしようもない気持ちを整理して言い表すことができず、ミクシィでは反対意見を書くことは諦めました。

私自身、猫達に不妊手術をした事に付いて、多少なりとも「ものを言えない相手に有無をも言わさずに痛い思いをさせた」という負い目を持ち続けたままでいるから、反対意見を書いていてもきっと説得力がないだろうと思ったのです。
(説得する必要はないのかも知れませんが、下手なこと書いて炎上してしまうのも恐ろしいので…)

ウチの3にゃんずは、私が保護しなかったらおそらくは死んでいたでしょう。
(私が助けてやったという意味ではありません。そういうタイミングで出会ったというだけです)
この世に生を受け、私が助けたからには大事に育てたい。
けれど、3にゃんずと同じ思いをする猫をこれ以上出してはいけないという思いからの苦渋の選択が不妊手術だったからです。

猫は家畜です。
野生動物なら増えすぎたら餌の取り合いになり、餓死したり、殺し合いをしたりで、自然淘汰が起こります。
しかし、しつこいようですが、猫は家畜です。
飼い主が繁殖制限をしないから、野良猫が問題とされるような状況が起こるのです。

北陸の80匹のSOSも最初は3匹です。
それが数年で100匹です。
子猫は食いちぎられて殺されたりしています。餌が足りないから、あるいはこれ以上に環境が悪くなるのを本能的に避けたかったのか、大人の猫に襲われたのでしょう。
生まれてきた猫を飼い主が殺さなかったという点では、この作家とは全く逆の行為ですが、結局は悲劇を生んでいるのです。

だから私は、不妊手術は飼い主のエゴだとしても、現時点では最善の選択だと思っています。

崖から突き落とされてしまった子猫たちの悲しい鳴き声が彼女には聞こえないのでしょうか?
飼い猫3匹の「生む権利」があって、殺されてしまう子猫たちの「生きる権利」は与えられないのに、彼女は何故それが避妊より良いと判断したのでしょうか?

そして、そのコラムを掲載した日経新聞の意図も全くわかりません。

(この件に関しては、是非とも悪徳不動産屋の独り言のpoohpapaさんのご意見を伺いたいのですが、今はトラックバックもコメントも受け付けていらっしゃらないので直接お伝えできず、残念です。poohpapaさん、ごらんになっていらっしゃいますか?)

記事全文を引用しているサイト

作家の坂東眞砂子が18日の日経新聞で日常的に子猫を殺していると語る@痛いニュース(ノ∀`)

2ちゃんねるの反応、ブログ読者のコメントはひとまずおいて、記事だけを読んでご自分の中でどんな気持ちになるかを考えていただけたらと思います。

Comments:8

poohpapa August 23, 2006 9:52 AM

りりさん、こんにちは

ご無沙汰しています^_^;
このお話、知っていました。非常に不快な話であり、自分は正しいと思ってその通りに行動しているとしても、そして、自分が文筆業であったとしても、何も文章にしなくても良いこと、だと思います。もちろん、そんなことは止めてほしい、と思っています。

掲載した日経の良識も疑います。まあ、富田メモの件もあって、最近の日経は何か変ですが。

世の中には、ペットを家族の一員として可愛がっている人、最近ペットを亡くして傷付いている人、いろんな人がいると思うのですよ。諸般の事情でペットが飼えなくてもペットは大好き、という人も大勢いらっしゃるものでしょう。

自分が正しいと思っていることを主張するのは間違いではありませんが、どう考えてもこの人は少数派です。そういう意見を書いたら多くの人たちがどれだけ不快な思いをするか、に、大人なら思い至らなければなりません。

それと、賛同する人たちの価値観というものも、私には解かりません。少なくとも、お友だちにはなりたくありませんね。

野良猫や捨て猫に避妊手術を施すことは、現時点では、人間と(飼主のいない)猫が共存するための必要最低限かつ最善の策、だと私も思います。

生れ落ちた仔猫を殺してしまう、というのは大人の、いえ人間の分別ではありません。鬼畜以下の所業です。そして、そんな人が書いた小説が人の心を打つ、とも考えられません。

もっと言うなら、この作家も支持者も、一種のマニアックな「気違い」です。社会から抹殺されることを願っています。

記事にしてくださって有り難うございました。

神渡 りり Author Profile Page August 23, 2006 10:04 PM

poohpapaさん、丁寧なコメントをありがとうございます。
ダメ元で呼びかけてみたんですが、思いが通じたみたいでうれしいです(^^;

やはりご存知でしたか、この作家は以前にも犬の子供を殺した話を書いていて、日経新聞には抗議が行っているらしいですね。

それでも掲載を続けるにあたって、日経は何も説明していないようです。
本当に何を考えているのかわかりません。

それはそれとして、作家自身のした事に対する嫌悪感は言い知れないものがあります。

私も、彼女にはこんなことは書かないで欲しかったし、知りたくもありませんでした。

この作家の読者が、楽天日記でこの件を不快に思っている人の気持ちを逆なでするような最低の内容の小説を書いてるのを読んでしまい、ますます不愉快になってしまいました。

hiropechi August 27, 2006 10:47 AM

はじめまして

私も彼女のエッセイを数度読んだのですが・・・

自分の正義(意見)のために、他人(生き物)の痛みや悲しみを無視する考えに、正直腹が立ってきました。

そして、この文章が直木賞作家の文章なのか!!!
48歳の大人の考えなのか!!!

「直木賞作家」のタイトルを持ってるからには、
自分の書く物の波紋を意識して欲しいものです。
「子猫殺し」に全ての人が反対なら問題ないのですが、
同調する人が出てきたら・・・・・・・
あちらこちらの崖下に、生まれたばかりの子猫や子犬や子ウサギや子ハムスターの泣き声が響き渡る・・・そんな事が何処かで起きているようで気になります。

神渡 りり Author Profile Page August 27, 2006 1:43 PM

>同調する人が出てきたら・・・・・・・

既に彼女に理解を示している人が出ていますね。
特に「不妊手術は残虐だ」という人に関しては、では手術をせず、子殺しもしないで、どんどんと増え続けている捨てペットをどうやって減らすかを具体的に示して欲しいのですが。
今のところ見かけていません。

>あちらこちらの崖下に、生まれたばかりの子猫や子犬や子ウサギや子ハムスターの泣き声が響き渡る・・・そんな事が何処かで起きているようで気になります。

これに関しては、見えないところで日常的に、それもずっとずっと昔から行われてきていると思っています。
今回のことで「殺してもいいんだ」とか「殺してみたい」と思う人を増加させてしまったのではないかという心配はあります。

hiropechi August 27, 2006 5:33 PM

>見えないところで日常的に、それもずっとずっと昔から行われてきていると思っています。


見えないところで、罪の意識を感じながら行われてきた事が、今度は当然の権利として行われる・・・・・。
恐ろしい事ですね。

神渡 りり Author Profile Page August 27, 2006 5:44 PM

ええそこなんです、坂東氏のコラムに「気持ち悪い」と感じさせる原因は。

大抵の人が「地獄まで持っていく」筈の事を、堂々と新聞で発表するその意図が全くわからないのです。

ブロガー(志望) September 10, 2006 10:05 PM

お邪魔します。
>意図がわからない
 当人にもわからないのではないでしょうか。
彼女の「理性」が自らの「感情や衝動」に尤も
らしい理屈を付けたというところでは。
 NHKのテキストで「痛みというものは極めて
主観的なもので、検査等で何の異常も見つか
らなくても、当人が痛いと言えば医者ですらそ
れを信じるしか無い(カマをかけて見破れる場
合もあるが)。」というのを見た事があります。
「感情や衝動」といったものも「他人のそれを
"理解"する」のには"限界"があるのではない
でしょうか。例えば「猫嫌い」の人に愛猫家の
「猫が好き」という"気持ち"を"理解"させる事
とか。「共感できる」とか言っている人の多くは
その人が「そう思っているだけ」ではないかと
思います。ドイツW杯決勝戦でジダン選手が
頭突きをして退場させられた事に関して、「よ
ほどひどい事を言われたに"違いない"」と思う
ように(FIFAの調査でも立証はされなかった)。

神渡 りり Author Profile Page September 11, 2006 10:28 AM

ブロガー(志望)さん、こんにちは。

うーん。どうなんでしょう。
「他人の感情なり衝動を理解するのが難しい」かと問われれば、そうでもあり、そうでなくもあり…。
確かに限界はあると思います。
同じ体験をしていてすら、同じ感情を抱くかというとそれは証明のしようがないですから。
しかし、言葉としてお互いに伝え合って共感するものがあることが多いから、一般的に「理解できる、共感する」という言い方をするのではないでしょうか?

ずるいかもしれませんが、殺人犯の気持ちなんて理解したくない事もありますし。
とても難しい問題ですね。

私はそういう難しいことは正直判りません。
しかし、あの新聞の読者というのがよほど特殊な人向けで無い限り、作家が他人に理解できないことを書いてもしょうがないと思います。

もし「当人にも意図がわかっていなかった」としたら、そんな状態のものを何故発表したのでしょう。
その後あちこちでこのエッセイについて説明のようなことを書いていますが、漫才のオチを説明しているかのような滑稽さしか感じられません。

ちなみに、私はたぶん「愛猫家」ではないと思いますが、猫が好きという気持ちを、猫が嫌いな人に理解してもらおうとは思いません。
ほっといてくれればそれで結構です(^^)

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