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相談外来

今日はこれまでの診察や検査結果を踏まえて、手術するかどうかなど、今後の治療について医師と話し合う日。

MRIの時のことを踏まえて、予約の時間よりすこし前に病院へ到着。
予約時間を30分ほど過ぎた頃呼ばれる。まあ、しょうがないか。みんな色々聞きたい事があるだろうから。

さて、今回の診察室は内診台などなく、ひとつのドアで2つ分の診察室として使われていた。
仕切りがないので、プライバシーはどうなのよ?と一瞬思ったけど、結局説明を聞いている間他の人の話なんて聞き耳を立てる余裕もないのであった。

とにかく呼ばれて椅子に座る。すぐ目の前に先生が座っている。
普通のオフィス机にパソコンのモニタが置いてあり、その後ろにファイルが並んでいて、あまりに狭い空間(畳一枚あるかないか)で向き合った。
良くドラマなんかで見る、レントゲン写真をパキっと挟んで、後ろからライトが当たる機械は何処にも無い。
その理由は後でわかった。

チャングムの誓いに出てくるチョ・チボク医務官(チ・サンリョル)似の医師(名札が見えず名前がわからない)が、パソコン上のカルテを見ている。
この先生が主治医なのかなぁ。それとも単なる説明専門の医師?
大学病院のシステムが皆目わからないので、いろいろと想像をめぐらす。
(結論から言うと主治医のS先生でした)

私はとにかくMRIの画像が見たかったので「で、どうでしたでしょうか」と先生に言ってみた。
すると「あー、ちょっと待って」と言って、モニターにMRI写真を表示し(そう、PC上のカルテに画像も全部入っているのでパキっとは無いのだった)手元のファイルの紙(PCカルテ以外に紙で管理するものなんてあるのはオカシイが)に筋腫の形を模写した。

そしてそれを私に見せながら

治療法は以下の5つ
1.薬物療法
2.腹腔鏡下(核出、全摘)
3.開腹(核出、全摘)
4.塞栓術(UAE)
5.集束超音波治療(FUS)
 以下URLに詳細あり。
 【MEDICALホットニュース】子宮筋腫の切らない治療 集束超音波治療始まる
 http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030920/index.html

と言って模写の横に書き込み、それぞれの簡単な説明をしてくれた。

予習で5つ全部について知っていたので、私には2か3の選択肢しか無いですよねというと、医師も「そうだね」と言う。

この後、先生がMRI画像についての見解のページをPCに表示して読んでから、もう一度MRIを今度はコマ送り状態で見ている。
(実はこのとき先生の顔つきが微妙に変わり、緊張感が漂ったのだった)

うわー、私の輪切りだよ、輪切り。
なーんて考えながら傍観。

すると、途中で表示を止めて「筋腫に一部変性が見られるんですが、判ります? この白いところです。そうだな、おへその右下あたりね」
私は自分の腹のそれらしい場所を指差して、「ここらですねぇ」などと間の抜けた返事をした。

「で、こういう風に白くうつるのは、悪性の子宮肉腫と言われるものである可能性を否定できないんです」
そう来たか。
でも、元々開腹全摘してもらう覚悟でいるから「つまり腹腔鏡もダメって事ですよね?」と答えた。

「そうですね。今はもっと大きくても腹腔鏡で手術できるんですが、こういう場合は悪いところを切り刻むわけには行かないですからね」
もっと大きくてもという話には大変興味があったので、話の腰を折るようだったが聞いてみた。
「もっと大きい筋腫ってどのぐらいですか?」
「最大で1.6キロです。あなたのは多分1キロぐらいですからね」

なんでもなかったら、腹腔鏡という選択肢もあったのにねぇというニュアンス。
(後でわかったことだけれど、先生はそっち方面のエキスパートらしい)

この変性部分を壊さないように摘出しないと、万が一悪性だった場合他の臓器への転移など厄介なことが起こってしまうため、開腹手術をするしかないのだ。
既に、「こういう場合は悪性かどうかは開けてから病理検査に回さないと判らない」という事は知っていたので、むしろ「腹腔鏡で行きましょうよ」なんてごり押しされなくて良かったと思った。

それから、全摘する場合、しない場合の説明。
子宮がなくなっても卵巣は大丈夫みたいなので、更年期障害にはならないこと、ただしどうしても子供が欲しいとなれば代理母という方法しか無い事、子宮を残した場合の再発率は私の年齢(閉経まであと10年ぐらい)からすると3割である…などなど。
それも判っていたので「出産は希望しません。子宮を残して再発してまたお腹を切るのもイヤですから、開腹全摘で」と告げる。
先生も念を押すようなしつこい事は言わない。

「それで、いつごろ手術になりますか」と聞いてみた。
「えっと、普通に予約を入れたら3月だね」

(°m°;) アレマッ!

「でも、あなたの場合待たないほうがいいです。もう今月は厳しいんだけど、来月入れちゃいましょう。ね」

ええええーっ。悪性の可能性ありとはいえ、そんなに急ぐってひょっとしてかなりヤバイのか、私。
しかし、普通に待ったら3月って所にどうやってねじ込むのだろうか…など考えていると、じゃ1月のこの日に手術、2日前に入院ね。それから術前検査というのを2週間まえにするから、それも予約ね。検査結果は10日後で。あと、無いとは思うけど卵巣嚢腫のことも考えて腫瘍マーカーのための血液検査をこの後すぐにやってから帰ってね」

しつこいようだが、腫瘍マーカーでは肉腫かどうかは判らない。これは手術前に他の病気の可能性を否定するために行う検査だと思われる。

あれよあれよという間に、入院日まで決まってしまった。
いや、そのつもりで来たわけだけど、思っていたスケジュールよりもかなり前倒しになった。
事前の準備とか、仕事方面の段取りとか、大体2月頭の入院で想定していたので、ちょっととっ散らかりつつ診察終了。

取り乱しもしないし、提案を素直に受け入れたし、先生からしたら優良患者だったろうね(笑)
それもこれも、先生が私と相性がよさそうだった事、私が聞いたことにキチンと答えてくれたという事で安心できたからであり、何でもかんでも言うなりになっていたわけではない。

ともかく、また採血だ。
今日はちゃんとやってもらえるかなぁと採血室へ向かう。
結果はすんなりオッケー。
後は支払い支払い…と自動支払機へ向かうと、カバーがかかっている。
時計を見ると16時過ぎ。うっへー早仕舞いなのね。

仕方なく1階へ行くと、そこの自動支払機はまだ生きていた。
が、診察券を入れたら「この機械での支払いはできません」と来た。
あ、月が替わったから保険証を見せろってか、とピンと来たので窓口へ並ぶ。
やっぱりそうだった。
保険証を見せて支払いを済ませて帰宅。

とりあえず仕事関係の人に手術時期が早まったことだけ連絡しておいた。
この件に関して、皆さんとてもよく理解してくださり、スケジュールも柔軟に対応していただけて本当に有難い。

それにしても、ねじ込もうと思えばねじ込めるんですね。
先生があんまりオーバーワークにならないといいんですけどね。ひとつひとつの手術の質が落ちたりすると困りますからね。

ちなみに「執刀医が誰になるかは当日までわからないんですよね?」と聞いてみたら、「そうですね。ただ僕らはチームとして手術を行いますから」との返事。
本当は「先生が執刀するんですか(だったらうれしいなぁ)」と聞きたかったのを見通された気がしてドキッとした。
だって、最初に見てもらってK医長ってば、ちょっと昼行灯みたいで心配なんだもの。
あ、昼行灯なら手術のときはスーパードクターなのか? そうなのかぁ?

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