- 2007-07-09 12:57:37 (Mon)
- 読後感想文
私が今使っている携帯は、上の方に1行ニュースの見出しや広告がテロップ表示されます。
いつもはちらりと見てそれで終わりか、気になる見出しであればそのままクリックしてニュースの概要を読みます。
先日、たまたまメール着信のチェックで携帯を開いたら、そのテロップに「しゃべれども…」と出ていたので、公開中の映画のPRかと思ってクリックしてみました。
ちょっと暇だったので、本当に暇つぶしのつもりでした。
やがて表示されたのは電子ブック「しゃべれども しゃべれども」の広告で、試し読みができるとありました。
「ほほう、原作はどんな感じなのか」と軽い気持ちでリンクをクリックしたら…見事ツボにはまってしまって。
試し読みとは言っても書店で紙の本を読むのとは違って、数ページを読ませて客をくすぐるわけで、もしどの作品も最初からしか抜粋できないとしたら、出だしが単調な作品は不利かもしれません。
その辺がどうなっているのかは、今のところ私は知りませんけど。
結局、はまったツボから抜けられず、パピレスで電子ブックを購入してしまいました(笑)
最初の1冊を購入した後、初めて読むときにビューワ(EZアプリ)がダウンロードされる仕組みになっています。
ビューワの操作はさして難しくないし、しおりが挟めたり文字の大きさが変えられたりで、文庫本よりメリットが多いと感じます。ま、電池が切れたら読めないのが致命傷ですが(^^;
500円という価格を考えると、文庫本を買って持ち歩いて読んでも大差がないようにも思えます。
ですが、読み終わったら古本屋に持って行くのも面倒、誰かに押し付けるのも面倒、かといって部屋には置くスペースなどこれ以上無いし、図書館で借りたならば期日までに絶対に返せないし…という事で、最近めっきり読書量が減っていた私としては、携帯で本が読めるのはかなりのメリットだと気がつきました。
何はともあれ、これを購入したお陰で、鞄が更に重くなることもなく通勤中の読書が再び可能になってちょっと充実した毎日を送っていました。
欲を言えば、ハリポタの原書が電子ブックで読めたら一番嬉しいんですが、無理でしょうねぇ。
オーディオブックで「読む」ような耳は私には無いので、今のところ通勤中に読むとしたら携帯電子ブックが一番なんですけれど。
あ、肝心の「しゃべれども しゃべれども」ですが、主人公の三つ葉のべらんめぇ口調が実に心地よく、読んでいると乗り移ってきます。
ついつい車内で肩が触れた人に突っかかって行ってしまいそうで危ないです…ってそれは口調のせいだけではなくて三つ葉の短気な性格も手伝っての事なんですが。
終わり方があまりにも普通の青春ドラマな方向なのがちょっと残念ですが、飽きることなくどんどん読むことができました。
あと、十河が「自分が嫌いだった」とか「付き合った相手からすぐ嫌われる」というくだりが、自分と重なって見えて心がチクリと痛くなりました。
でも、嫌われるのが怖くてひねくれた男をとっかえひっかえ付き合ったりとかはしてないし、三つ葉のような人には未だに出会っていないので、相変わらず私は自己評価が低いままですが(^^;
[おまけ]
こういう楽しい作品は、映画になるとかどうとかわからなくても勝手にキャスティングして本を読む癖があります。
いつもなら読み終える前に主要キャスト全員が頭に浮かぶんですが、今回はどうしても元野球選手(それも下駄みたいな顔の)をできる俳優さんが思い浮かばず、そこからもう面倒になってしまいました(笑)
それと、原作では三つ葉のいとこの良と三つ葉が淡い思いを抱いていた郁子さんが映画では出てこないような…。郁子さんにはイメージしていた人がいたので、ちょっと残念。
公開中の映画のキャストを知っているので、つい読みながら重ねそうになるのだけど、十河だけは私の頭に浮かんだのは違う俳優さんでした。
十河五月 → 柴崎コウ(映画では香里奈)
なんというか、目つきがきつくて、突っかかってばかりの華奢な女の子というのが、「グッドラック」というドラマの緒川に重なって見えたんですよねぇ。
俳優としての国分太一くんは前から好きなので(NHKの海猿良かったんだけどなぁ)、この映画も観たいです。
落語の指導をした柳屋三三師匠が褒めていたし…。
いつも思うのだけど、かくし芸大会レベルじゃなく、ちゃんと本職に見えるように教えた指導者の苦労たるやどれ程大変だったかと。
TVドラマ「愛していると言ってくれ」で、主人公を演ずる豊川悦司の手が違和感なく、しかも美しく見えたのは、手話を指導した丸山浩路先生のお力がすごかったのだと思うし。
(25年ほど前から丸山先生を存じ上げていますが、先生の所作そのものが美しいと私は思っていました)
とかなんとかいいつつ、最近独りで映画館に行くのが面倒になっているので、DVDレンタルか地上波放送まで待つ事になるでしょう。
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