QL S3-15 Piano Man ピアノ・マン 

MIT出身で引っ込み思案だった僕が、ダンスが上手いだなんて何かの間違いじゃないかと思ったよ。
スイスチーズ脳は本当に毎回僕を驚かせてくれるね。
手話をいくつか覚えて使ったような気がするんだけど、そんなことはお構いなしにまたリープだ。
得意気に笑ってピアノの前に座っていたんだけど、状況が全く理解できない。
僕にライトが当たっているって事は、また人気者? でも拍手がまばらで空気が冷え切ってるような…。
リズムボックスが勝手に音を出し続けていて、虚しさをさらに募らせるねぇ。
とりあえず楽譜を見て「ただいまお送りしたのはフィーリングでした」って挨拶したのはいいけど、もう楽屋でも外でもいいから一刻も早くピアノの前から逃げ出したかった。
それなのに。
「ねぇ、どこか別のところをお願い、チャック」って、これまたきれいな女性が寄り添ってきちゃった。
別のところって、多分そこは僕が行きたいところじゃないよね?
うろたえる僕に彼女は「うちで弾いてくれてもいいけど、ピアノがないわ。貴方が作った歌よ、さあ私のために歌って」
聞き間違いにも程がある。僕はみんなにスケベなヤツだと思われちゃったかも。
ともかく、僕はピアノが弾けるんだっけ?

大丈夫だから、カーネギーに15歳だからと言ってもサムにはわからないのよねぇ、っていうか私ったらTVに向かって喋ってたわ、ああ恥ずかしいと、隠れる穴を探しつつティーザー終了
(工事中です。今後まだ更新があります)

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