SGA S2-08 Conversion 

前回はいろいろと疑問や興味が湧いたエピで、短くまとめるなんてとても無理でした。
今回のエピも面白そうです。
前後編ではないそうですが、前回の終わりから話が始まります。
ちょっとおさらい。
ベケットはレトロウィルスでWraithを人間に変える研究をしている。
しかし、ウィルスが完成したとして、アトランティスが消えたと思い込ませている現状でどう使うつもりかが判らない。また、エリアが死んでしまった今、治験をどうするかが大問題。
そして、シェパードがエリアに腕をつかまれて出血。これはひょっとして…。と言うところで終わり。
先週は倫理に関する深刻なお話でしたが、今回もなかなかヘビーです。
しかし、今回の見所は他にもあるんです。これが「人生初の特殊メイク体験だ」という、ジョー・フラニガンの演技でございます。これは個人的に実に興味深いです。感想は最後の方で。
とある星のとある村で、エリアというWraithによって命を吸い取られかけたように見えたシェパード。
帰還早々ストレッチャーに乗せられて医療室へと運ばれますが、「腕をちょっと怪我しただけなのに、大袈裟な…」と困惑ぎみ。
一方マッケイは「いーなー、僕なんか歩かされちゃってるよ」と不満げですが、実はとげが刺さっただけなのです。
確かエリアと対決してベケットはしたたか投げ飛ばされたはずなのに、もう白衣に着替えてケロッとしてシェパードを治療しています(^^;
ベケットが「君は痛みに強いって事は承知しているけど、それにしたって…」と消毒を始めてみたら、あらら傷が治ってる。
何故か傷が消えている事に然程疑問を感じないシェパードと、何かありそうだと心配するベケット。
一応定期的に検査したいからと言われ、自分から「お外の活動もやめておくか」と、今回はちょっと素直なシェパード。
デックスとランニングするシェパード。いつもタフなデックスが先にへばる。
ジムでテイラと棒術(アソス人の護身術みたいなの)を練習するシェパード君。
何故か急にワイルドになってテイラにブッチューとキス。(珍しいお色気シーン)
「オフの時はジョンと呼んで」なんて、なにやらいつものシェパードじゃない様子。
数時間後、ベケットの心配が当たって、消えたはずの傷のところになにやらモッコリと変化が。
どうやら、命は吸い取られなかった。が、エリアに腕をつかまれた傷から例のレトロウィルス・ネガティブ効果版がシェパードに感染したらしい。
なにもしなかったら、中佐はエリアと同じような怪物に変身してしまうだろう。
一応抑制剤を使えば変身を遅らせることはできるけど、永久に止めるわけではないという。
さて、どうしましょったらどうししましょという事で、ベケットはとりあえず対策を練るため会議を開く。ここでDNA研究のお仲間が多数登場し、メディコバブル全開の会話が展開いたします。
RNA=リボ核酸だとか、ステムセル=幹細胞だとか、難しい言葉が一杯でてきますよ。
かろうじて判ったのは、ヒト遺伝子由来のものを治療に使ったら益々状態が悪化するので、イレイタスバグの幹細胞を使う必要がある。
しかし、昨年捕まえたWraithの検体からでは幹細胞は取れない。
「みなさーん、だから卵採りにいくのよーん」ってベケット博士、どこに行くつもり?
しかし、他の皆さん(ウィアー、デックス、マッケイ、テイラ)は医療に関しては門外漢。祈る事しかできないのでしょうか~。
ダイダロスのF.T.L.ドライブ(Faster-Than-Light Drive)がお疲れとかで、コールドウェル大佐も地球に帰る予定を中止してシェパードの代理を買ってでます。(微妙に陰謀の予感)
卵ハンターご一行、一応エンシェントのデータベースから採取に行く星を決めた模様。
しかし、バグが塩水だけじゃ避けきれず、兵士2人を失って帰還するのです。
それを聞かされたシェパードは、死をも覚悟していたのに、「そんな事言わんともっぺん採りに行ってや~。だめならワシを今すぐ殺せ」と言いつつ、結局部屋の警備を破って逃げ出す。もう、人間としてのまともな思考能力が無くなって来ていますね。
スーパーシェパードは逃げ回りつつ、すごいロングジャンプとか、ヤモリもビックリの壁のぼりを披露します。
テイラはこんな怪物となっていてもシェパードを殺せませんでした。
一方、コールドウェルがアトランティスの主権を握ろうとした(やっぱり)のをウィアーがかぎつけ、「あなたは彼が戻るまで椅子を暖めていればいいのよ! 結果が出るまでたった数日も待てないの?」と怒りまくる。
このときの会話で、途中から急に大佐の口調が改まるのが面白い。上から目線でモノを言ってウィアーを押さえつけようと言う魂胆みえみえ。
ついに、卵を安全に採るにはシェパードが出すフェロモンがないとダメとわかり、抑制剤を目いっぱい投与してヨレヨレの状態で卵を採りにでかける事に。
つい「調子はどう?」と言ってしまって、怪物シェパードの顔を見てめちゃうろたえるマッケイ。アホや。
何とか卵をとったシェパード。しかし、抑制剤が切れた苦痛でその場に倒れてしまう。
抑制剤の切れる時間が来ても出てこないので失敗だと諦めそうになるベケット。しかし、最後の力を振り絞って、というかもう殆ど怪物になってしまって暴走して出てくるシェパード。
デックスが彼の背中にスタン銃を打ち込んで倒す。(そんな事したら弱ってるんだから即死なんじゃ・笑)
アトランティスに戻り、ベケットに治療してもらって元に戻るシェパード。
卵が採取できても薬が間に合ってしかもちゃんと作用する保障はなかったはずですが、全部うまく行ったようです。出来すぎじゃぞ。
さて、ここでベケットは「Wraith人間化計画」への更なるヒントを得たのか否か。
得たんでしょうね~。
どうでもいい事
ウィアーはハンドヘルドでソリティアをやっていました。
チェスもやるんだそうだ。(はったりかも)
コールドウェルによると、ダイダロスのクルーも削除してもまたどこからか持ってきて遊んでいるらしい。艦内での娯楽が少ないんでしょうか。
シェパードは子供のときに親不知を抜いた痛みが1週間続き、痛み止めとしてコデイン(鎮痛薬)を使い続けたと言っています。意外や意外、幼少時代は痛がりさんだったんですね。
今回はフェロモンの話のところでベケットとマッケイが漫才。
フェロモンを使えばバグを大人しく出来ると聞いて「いやー、すばらしいね、カーソン」
でもフェロモンを人工的に作るのは何日もかかると聞いて「なんだ、全然だめじゃん、カーソン」
ポットのようなものに卵をぐわしっとシェパードが入れた時、ポットの口から卵が見えたのに、洞窟を出てきたシェパードから受け取ってベケットが蓋をとった時は何も見えない。
蓋で卵をつぶしちゃったのか? (ウェー)
今回知ったことば
Ballpark! Months, weeks?
「おおよそでいいのよ! 数ヶ月、それとも数週間?」
ボールパークといったら野球場と思うけど、こういう使い方するんですね。
Walker, Stevens, you take our six.
「…6時の方向につけ」
普通にbackと言ってもいいような気がしますが、一応軍人さんどうしなんで。
CALDWELL: [over comms] Bravo Team, you’re on deck. Tango is right below you.
B班はデッキ。敵は真下だ。
BravoとTangoはNATOの音標文字。TangoはTを意味する。テロリストの頭文字がTなので、この場合単にTを意味するのではなく「敵」の隠語。一方Bravoは単にBチームという意味でよいと思われる(4チームを送り出しているので)
CALDWELL: Of course. Daedalus will head back to Earth in less than a week. I’ll be out of your hair in no time.
慣用句。「邪魔はしないよ」みたいな。
Mitchのおつむが薄いこととは関係なし。のはず。
その他
AXNのアトランティス公式サイトのあらすじには「レイスの少女に引っかかれ」と書いてあるが、それは間違い。原語ではfeed markと言っている。
Wraithは掌に生命維持の栄養を人間から吸い取るためのいわば口(mouth)があるので、まぁ蚊に血を吸われた跡みたいなイメージ。実際は縦に細長いので切り傷状になります。
あと、普通のWraithがfeedすると、その周りに五指の先端の痕がつきます。でも指先に口はないので爪痕かと思っています。

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