SGA S2-16 The Long Goodbye 

ウィアー/シェパードのファンにはたまらないはずのエピ。
私は、前にも書いたと思いますが、このふたりがover fourtyなのがネックで、どうしてもこのノリにはついて行けません。
ま、年齢がアレでもそれなりに華麗だったりすると面白さが増すんでしょうが、あの制服とメイクと場所じゃどうにも…。
Wraith襲撃の危機から離れてちょっと笑えるシーンなどもあり、箸休め的なコメディタッチのエピソードでもありました。しかも完全なボトルショーでした。
が、コンパニオンブックによると、撮影に3週間もかかり、他のエピと掛け持ちで撮影した時期もあったそうな。キャストによってはむしろ普段より過酷なスケジュールだったみたいですね。
冒頭、チームシェパードがジャンパーの中で他愛の無い会話をしています。地球人は小さな箱の中に写る映像を見て楽しむ(つまりTVのこと)と聞いて、デックスやテイラは理解できない様子。
マッケイは「殆どがくだらない番組ばかり」と言い、シェパードも「教育番組もあるけど誰も見ないよ」と言います。(をいをい)
この後の会話がちょっと面白い。
マッケイ「でも実を言うと『Jeopardy』をたまに見る」
デックス「『危険』?」
シェパード「いや、『ジェパディー』っていう名前の番組さ」
デックス「そりゃあマジ危なそうだ」
なんてくだらない話をしていると、目の前に正体不明のエスケープ・ポッドが2つ漂っている。
これらはアトランティスに持ち込まれます。
(いつも思うのだけど、勝手に持ってきていいんでしょうか・笑)
第3実験室でマッケイが装置を開けると、中にはもういつ死んでもおかしくない状態の女性が横たわっていて、その装置に近づいたウィアーに謎のビームが放たれます。
すると、横たわっていた女性がウィアーに乗り移ってしまう…って、Duet(S2-04)と同じような状況ですね。
マッケイも思わず「Oh, here we go again!(またかよ!)」と言っています(笑)
先に目覚めたPhebus(フィーバス)は、もうひとつのポッドにいるのが自分の夫で、是非シェパードに乗り移ってもらいたいと願い出る。
彼女が言うには、この摺りこみ(乗り移る現象のこと)は、数時間~1日で終わってしまうから、その前に夫にさよならを言いたいのだと。
つまり、その摺りこみは、もう一度もとの身体には行えないか、行っても既に体が死んだも同然なので、このウィアーへの摺りこみが彼女の人生最後の瞬間になるというわけです。
仮の(しかも若い)身体を得た二人。ポッドの構造から考えてどうやらエンシェントではないらしい。しかし人格転送ビーム(勝手に命名)のような技術があるという事は、高度に科学が進んでいる星なんですね。
マッケイとベケットは、これは人間フライトレコーダーだろうと考えた。最後に生き残ったものが誰かにメッセージを伝えられるようにという事か。
実際は二人とも殺しあってしまって、そんな報告とか全くなし。互いの国が戦う事になったいきさつも何も最後までわからないまま。
フィーバスがふたりは夫婦だと言ったのは実は嘘で、互いに戦っていたその恨みを晴らすために、死にかけの体ではなく元気な肉体に乗り移ったというのが真相でした。
夫の摺りこみ先をシェパードとわざわざ指名したのも、フィーバスはおそらく短時間でウィアーの思考を読み取って考えた上での事だったんでは?
その証拠に、二人はあっという間に武器を手に取り、勝手知ったるアトランティス内をいざ仇討ちとばかりに走り回ります。
しかし、セイラン/シェパードもフィーバス/ウィアーもアトランティスについての情報はほぼ互角。案の定、どちらも相手の居場所をつかむ事ができません。
二人の会話より、フィーバスとセイランは互いに敵対している国(種族?)の戦闘機パイロットだったらしい事がわかる。
フィーバス/ウィアーが感づいて逃げられたので、テイラとデックスは二手に別れ、それぞれウィアーとシェパードを追う。
何故あんたがシェパード担当なのよというテイラに対し、デックス曰く「俺はヤツの思考なら読める」。
そんな中、デックスがセイラン/シェパードに発見され、味方につくように言われますが、これは本当にシェパードの発言なのか?というのを確かめようとします。
デックス「シェパードがTVで良く見るのはなんだ?」
シェパード「異星人(セイラン)は俺がフットボールを好きだというのは知ってるから、その質問は意味が無い」
デックス「でも、そう言えるのは…」
シェパード「そうだ(俺だけだ)」
冒頭のTVの話がちらりとここに繋がっているんですね。そして、言語学みたいな会話ですが、「異星人はシェパードのふりができる」という情報をデックスに教えられるのは、シェパード本人だから…という事らしいですね。
しかし、この時デックスを信用させる為にP90を手放してスタン銃を持ったセイラン/シェパードは、フィーバス/ウィアーのP90に敢え無く負け、デックスは腹を撃たれる。
仕方なく、デックスに医療チームを呼んでやるが置き去りにするセイラン/シェパード。
(セイランも実はそんなに極悪非道な男じゃなさそうですな)
ベケットは、追うのではなく話し合ったらどうなのかと言うが、コールドウェルは、余計な事を言わんとデックスを治療せいと、軽く牽制(笑)
ベケットは真っ暗な中、懐中電灯だけでデックスの手術を行う。CTも使えないので、被弾数も確認できない。
ウィアーが自分の暗証番号で都市のコントロールをロックダウンしてしまった。
マッケイはコールドウェルの命令でコードを無効化する事になるが、彼のことだからいちいち文句をつけて素直に作業を始めない(^^;
マッケイがウィアーのコード無効化をしている間に、生命維持装置を止めるとか、(あなたがやったみたいに)Wraithに信号を送っちゃうとかできちゃうのよとコールドウェルを脅迫するウィアー。
毅然と「シェパードを売ることはできない」というコールドウェル。じゃあウィアーを殺しちゃうわよという最後通牒を渡すフィーバス/ウィアー。
結局、「ハロンガスで住民も殺しちゃうわよ」とフィーバス/ウィアーに脅され、シェパードの居場所を言ってしまうコールドウェル。
テイラがセイラン/シェパードと一緒にいるのを見て「唯一あんたがシェパードの手綱を引ける人物なのはわかってた」とフィーバス/ウィアー。
ただ、ここで彼が覚醒するのを待つといったフィーバス/ウィアーの考えは大間違いだった。
シェパードが目を覚ましたので、フィーバス/ウィアーはテイラに彼を殺せと命令。さもなくば住民の3/4が死ぬ。
ダメ元の時間稼ぎでテイラは何故殺したいかとフィーバス/ウィアーにたずねる。
以下その答え。
「私は、彼の世界との戦いで、私の全ての人生を過ごしました。数千の同胞が勝利に対する望みもなく死にました。そして、両軍がひと握りの戦士だけになりました。彼が本当に最後の一人であるならば、これで本当に私たちの勝利になります。」
なんていってる間にコードの無効化が完了したので、テイラはシェパードを撃たない。
ただ、ロックをはずした代わりに、誰一人として都市を制御できない状態になってしまったので、フィーバス/ウィアーをラボに閉じ込める事ができない。
ついにセイラン/シェパードの元に駆けつけるフィーバス/ウィアー。
側にいたテイラは彼がまた意識をなくしたと嘘をつき、こっそりシェパードにスタン銃を渡す。
相打ちになるのか…と思ったが一瞬早くセイレン/シェパードがフィーバス/ウィアーを撃って気絶させる。間髪を入れず、テイラがセイレン/シェパードの銃を蹴り飛ばす。
ここでまた言語学。実はテイラは設定を麻痺にして銃を渡していた。
「俺をシェパードだとは信じなかったのか」
「あなたがシェパードだったらウィアーを殺さないだろうし、もしセイランだったら間違いなく彼女を撃つと思った」
かくして、おそらくまだセイランとフィーバスのままと思われる二人は厳重に警備されつつ医療室へと向かう。
最後まで軍人としてきっちり指揮をとったコールドウェルは汚名返上となりました。
医療室では、乗っ取られクラブが集まってお互いを労わりあい(^^;
コールドウェルはウィアーとシェパードのキスが実はうらやましかったのか「とりわけあんたたちのキスはおぞましかった」なんて仰る(笑)
今回、アトランティスはふたりが大暴れしたので甚大な被害を被ったでしょう。
Wraith対策だけでも大変なのに、こんな事件が起こってしまって大丈夫なんでしょうか。
また、彼らの台詞でも言及されていましたが、セイランとフィーバスが表に現れているとき、シェパードとウィアーは大変苦しんでいたようです。
シェパードはともかくウィアーはPTSDになったりしないのかと心配になりました。
 

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