NCIS シーズン5の観賞終了 

毎度ながらざっと観ただけですので、細かい台詞のやり取りなどで判っていないことや見落としが多々あるという前提で、以下どうぞ。
何ともいいがたい重い空気が漂うシーズンです。
1シーズン中何話か深刻な内容のエピが全体を引き締めるというのは判りますが、どうもこのシーズンはその割合が多いような気がします。
脚本家ストの影響で撮影が中断したことや、19話しか無い事も関係があるでしょう。
また、Donald P. Bellisarioが名前だけを残して現場からいなくなった事も大いに関係しているような気がしてなりません。
ひょっとしてこのままマジメ路線に軌道修正しようとしているのかと心配したほどです。(これに関しては、そうじゃないだろうという判断をしています。理由は後述)
とにかく、どの話を観ていても、DiNozzoが椅子に寝そべっているときの様なリラックスした気分にはなれないのです。
何しろ、穿り返して欲しくない過去を持つ人物が、Gibbs、Ziva、長官と、前シーズンまでで3人にもなって、それだけでも話がややこしいのに、くわえてそこに能天気DiNozzo君まで仲間入りしてしまったもんですから…そりゃ当然の流れというかなんというか。
だからと言って楽しめなかったわけじゃないです。
元々出来の良い番組だけに、そのレベルを維持するのは大変かと思いますけど、内容が薄っぺらになったとか、そういう事はないのです。
でも、やっぱりNCISは私にとってはどっかんどっかん笑わせてくれるCop Showなんで、笑いが少ないのはどうも受け入れがたいわけです。
キャラクターに関しては特にMcGeeの成長が目立ちます。DiNozzoの後輩への愛のムチ(笑)をうまくかわしたり、尋問も中々堂に入ってきています。
また、Zivaは女性捜査官との絡みが面白かったです。
Gibbsは一つの問題を乗り越えたようですが、自分の女性関係はいまひとつ。
DiNozzoは心に大きな傷を抱えたまま、まだ完全に立ち直ったようには見えません。
それから、Duckyの過去についていくつか新事実が出てきました。
Abbyはマイペースに自分の世界を生きています(笑) でも、Gibbsチームを危機に陥れそうな事件があるんですが。
Palmer君はDuckyから「もうじき良い解剖医になるよ」と褒められていました。
そして、長官にとっては長く苦しい時期だった事でしょう。彼女は結局庇ったはずのGibbsに傷を残してしまったように思います。
全体的に、キャラクターの転換期(シーズン3とはまた違った意味で)のように思いました。
McGeeは呼び名はProbieであっても、いつまでも新人な訳ではありませんし、その先輩であるDiNozzoもしかり。いつまでもくだらない冗談を言って仕事をサボっているだけの捜査官ではいられませんもんね(^^;
そんな状況なので、プレミア間近のシーズン6は更なるキャラの成長となるような予感もするわけですが、そうなると出演期間が長いキャラが抜ける可能性も高まってくるというわけで、超悲しい結末もしっかりと予期しております。
で、その肝心のシーズン6ですが、プロモを観る限りは以前のチームGibbs的笑いが復活しているようで、このままマジメなドラマに転向ということは無いと、ちょっと安心しているところです。
注目は、このシーズンで一度登場したJonathan LaPagliaが演ずるFBI特別捜査官のBrent Langer(Gibbsとは海兵隊員同士で知り合い)が何故かシーズンプレミアに華々しく登場する事です。
あ、そうそう。
Michael Weatherlyとママの音声解説は実に楽しかったです。
もちろん、シリーズ始まって以来のMark Harmonの解説も、彼の実直さが伝わってきました。
特典映像に関しては、期待していたAbbyの秘密よりは衣装さんのお話の方が興味深かったです。
これらに関しては、レビューの該当エピやレビュー後のまとめの感想などでもう少し詳しくお伝えできると思います。

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