NCISスピンオフのキャストについて 

4月末から2週連続で、NCIS:LAとのクロスオーバー・エピソードである Legend 前後編をリアルタイムで観ました。
が、結局キャストにはあまり興味がわきませんでした。
潜入捜査がメインである組織という設定はなかなか興味深いと言うか、そういう部門でカメレオンの如くいろんな人に化けるDiNozzoが観たい…って結局そこに行き着いてしまいました(笑)
今回の2話では、Callen(カレン)がLiamという人物に成りすます場面で、これから訪ねてくる人物は彼を知らないという事にして、最初に登場したときと見た目を変える必要性を与えていません。
人物設定で「他人に化けるのが得意」とされるCallenにその機会を与えないなんて全然面白くありません。
当たり前のことなんですが、Callenのニュートラルな状態をまだ知らないわけなので、どうやっても彼が別人に化けるところを想像してワクワク…という気持ちにはならない事を判っていての演出なんでしょうけれど。
さて、キャスト(レギュラー以外を含む)について少し感想を書いてみますね。
ひとつだけ先に書いておきますが、実はこれから書くキャスト全員について、殆ど全くといっていいほど予備知識がありませんでした。
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G Callen役のChris O’Donnell
この方に関しては、何か映画のプロモーションとかで顔を知っていた程度です。
今回初めてじっくりと観察させていただいたのですが、今の時点ではこのキャラが番組を引っ張っていく程の魅力があるとは思えませんでした。
もっと彼やGibbsが(おそらく前長官のJenも一緒に)ロシアでマフィアとあれこれあった時の話が出てきていたら興味がわいたかもしれません。
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Lala Macy(Mace)役のLouise Lombard
いきなりの見た目で判断しちゃいますと、ブロンドの髪をひっつめにして、いかにも勝気な感じといういでたちは、かなりステレオタイプではあります(^^;
そのビジュアルのせいでどうしてもERのケリー・ウィーバーが浮かんできてしまって、私は苦手です。
どうにもこういうタイプの役柄は生理的に受け付けないのです。ごめんなさい。
チームリーダーとしての雰囲気はいまひとつ弱かった気がします。後にCSI:6での出演シーンを見ましたが、見た目はMacyよりは少し柔和な感じですが、性格は似ていた気がします。
TPTB(製作関係者)は、理由は定かではありませんが結局彼女の本シリーズでの起用を取りやめました。
Gibbsとの因縁の過去がある役だったので、別人に同じキャラクターを演じさせるのかと思ったんですが、今のところキャスティングコールはありません。
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Sam Hanna役のLL Cool J
俳優としてのキャリアが全く無いわけではなさそうですが、本職はラッパーらしいと知り、なんだかこういう人を起用する事自体が、本気でスピンオフを作る気があるんだろうかと不安になったのでした。
ティーンの興味をひきつけて若い年代層の視聴者を増やしたいという意図もあるのかもしれません。
いざ番組を観終わってみると、CallenよりSamの方がいいかもと思っている自分が(笑)
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Kensi Blye役のDaniela Ruah
最初はあまりパッとしない印象でしたが、途中のシーンで車の修理工場に行く為にピッカピカの車のライトをバットで壊し、それを見ていた悪ガキを「うるさい」と一蹴したあたりから、とっても好感が持てました(笑)
女性の特権でもありますが、服装だけでなくメイクでもがらっと雰囲気を変えられるので、潜入捜査ではいい活躍ができそうな気がします。

Nate Getz役のPeter Cambor
心理学者ということで、外に出ることはあまりなさそうな役柄ですが、なんたって他人の心がある程度読めちゃう人なわけで、周りにいる人間が居心地がわるそうですね。
2メートルぐらい身長がありそうな俳優さんで、高身長ぞろいのNCISのメンバー代表のMcGeeよりも更に大きくてびっくりしました。
なかなか表情も豊かで、脚本家に活用さえしてもらえれば人気が出そうな存在です。
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Eric Beal役のBarrett Foa
レギュラーではないんですが、作戦室のテクニシャン役で登場した眼鏡男子です。
McGeeとギークな会話が弾んでいて、いかにもオタクっぽい風貌なんですが、Gibbsに皮肉を言ったりして度胸もあるようです。
良く見るとイケメンなんですが、眼鏡は役作りではなく元々普段からしているようです。
本シーズンにも起用されている事を願っているんですが、他に二人レギュラーが増えてしまったので、出演の機会があっても出番は少ないかもしれません。
以上がNCISシーズン6のエピソードで紹介された俳優さんです。
後に、レギュラーとして加わる事が発表されたのがAdam Jamal Craigです。
以下は、今月1日の記者会見の様子です。(左から2番目にいるのがCraig)

伝え聞いたところによると、他の番組のパイロット版(その番組は放映に至らず)に出演しているところを見たTPTBがCraigを気に入ったそうです。
しかし、何故か彼のことは今まで取り上げられていませんでした。
そして、その後で起用が発表されたのがLinda Hunt(リンダ・ハント)です。
この方についてはリンク先の記事をお読みください。
と、頑張ってここまで書いてみましたが、やっぱりこの番組にはいまだに期待はしていません。
NCIS長官のVanceがこちらにも出演するのは当然としても、Abbyがゲスト出演することになったと聞いて、それぞれの番組の独自性がなくなる事が心配になってきました。
だって、両方ごちゃ混ぜでいいなら2つの番組に分ける必要はないでしょう?
(そもそもロスのNCIS支局にだって科学捜査ができる人材がいるはずで、AbbyがLAの仕事を手伝う為にはこじつけが必要になるというか、とにかく不自然だと思うのです)
この影響で本家のNCISの寿命が縮まったりしない事を切に願っています。

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