なんと前回までで、「とりあえずまたフィールドワークに行っちゃえば」といえる状態に戻った模様。
てな訳で、今回はのっけからオフワールドを探索する研究者と警護のローン少佐(空軍所属)の、少し長めのシングルショットから。
しかし、学者さん大喜びの最中に、不審な死に方をしているWraith発見で一気に警戒モードへ突入。
早速、フォード捜索チームが結成され、何の役に立つんだか判らないがマッケイも無理やり参加させられる。
行き先P3M-736と聞いて、行きたくないもんと駄々を捏ねるマッケイ。
結局行く事になるんだけど、マッケイ以外は紫外線や放射能について何とも思っていない。(パリッシュ博士が2日程度なら影響は無いといったので)
パドルジャンパーを降りる前に、どこから用意したんだか手に何かの容器を持ち、そこから顔や腕に塗りたくっているマッケイ。
どうもそれは自分で作ったSPF100の日焼け止めで「売ってないし、防水だしぃ♪」とローン少佐に言うのがめっちゃ自慢げ。
しかしローンは「そりゃすごいやねぇ」と皮肉たっぷりに返事をする。毎度毎度の「ボクちゃんすごいでしょ」アピールのマッケイなんて無視すりゃいいのにやさしいなぁ。
でも外は雨だし息は白いしで、後に防護服を着て「暑いよぉ。ね、暑いよね?」とローンに問いかけるマッケイが滑稽…じゃなくて白々しい(^^;
夜の森でのデックスとフォードの対決でも息が真っ白で、これで日中の気温が高いという設定にはちょっと無理があるなぁと思いました。
アクションシーン自体は良くできていました。フォードとデックス、それぞれにスタントダブルがいるのですが、普通に見たらそれとはわからないほど。本人たちも念入りにリハーサルをしている様子がメイキング映像にありましたので、その成果ですね。
それにしてもシビアな世界ですね。ドラマだけじゃ無くて現実の方も。
前回、酵素ジャンキーに成り下がってしまったフォード中尉ですが、連れ戻されて軍法会議に掛けられることも無くひとり消えていってしまいました。
というか、この時点でコールドウェル大佐が殺せと指示するのを無視してまだ彼を助けようというのには、単にDr.ベケットが今後のために研究したいだけだったりして…なんて事はあるかしら?
ともあれ、脱走兵フォードよ、どこへ行く~。
さて、変わって登場しましたのは、マッチョでワイルドなロノン・デックス(Ronon Dex)。(実際のRononの発音は”ロニン”と聞こえます。浪人から来てるんですかね?)
サテダ(Sateda)という国の兵士だったとか。その割には直情径行な性格でこの先もしアトランティスのメンバーになるとしたら(なるんでしょうが)、かなりのお荷物になりそうな予感。
一旦Wraithに捕まったのに殺されずに済んだが、背中に発信機を埋め込まれ「獲物」としてP3M-736に放たれたという珍しい存在。ランナーとも呼ばれ、Wraithが狩の練習をするとか、遊びだとか目的が良くわかっていません。
今回、Dr.ベケットに発信機をはずしてもらうのと引き換えにアトランティスチームと協力をする事に。奪還作戦には結局失敗したけれど、一緒にアトランティスへ行きました。
自分の仲間はWraithに刈り取られて全滅したらしく、ウィアー博士がM.A.L.Pを送って確認したけれど彼の母星は焦土と化していたのです。
彼についてはひとつ謎が。
7年も逃亡者生活をしていたというのに、デックスの持っている赤い光線が出る銃ですが、どこからエネルギーを補充していたんでしょう?
(ま、それを言ったら、全て銃撃戦で光線銃が「弾切れ」してるのを見たことが無いんで、アレなんですがね)
シリーズ途中でのレギュラー交代って、ちょっとすごいですね。
スターゲイト的には普通なんでしょうか。スタートレックでは最初のレギュラーがシーズン終了前に消えた事はなさそうなんで、ちょっと驚いたんですが、良く考えてみればCSI:とかERなどでは当たり前のような気がするし、日本でも太陽にほえろの新人殉職はお約束だったし。
だとしたら、今回はフォード中尉完全撤退の巻ではなく、もっとちゃんと花道をつけてあげるんでしょうか。
勝手な想像ですが、デックスはいま一番男性陣に欠けているフェロモン撒き散らし系キャラという事で設定されているような。
これまでお色気担当といえばテイラがひとり頑張っていた訳ですが、シェパード中佐がちっともセクシーショットを披露してくれないので、ご婦人の皆さんは悶々とされていたに違いないのは良くわかります。
シェパードったらジムでさえ半袖Tシャツにジャージだものね。HGよろしくタンクトップに短パンぐらいサービスしたっていいのに。何か脱げないわけでもあるのかと勘繰ってしまいますよ(^^;
ロノン君投入でお茶の間の奥様方にうっとりしていただきましょうという製作側の意図がちらちらと見えますね(笑)
フォード中尉の設定というか番組でのポジションがいまいちなので、誰かほかに入れようかっていうのは理解しますが、だからって見るからに瞬間湯沸かし器系のロノンさんでこの先大丈夫なのかぁと心配な私。
シェパード親分に忠実な子分のフォードという関係も結構好きでしたけど。
面白かった台詞(他にも多々ありましたが)
デックスが作った罠にかかって逆さ吊りの状態を「みーっけた」とフォードに発見され銃を突きつけられて
マッケイ「君は非武装のさかさま男を撃てるのか?」
わからなかった事
さかさまマッケイがデックスに助けを求めたときのデックスの表情の意味。
なんだか、怒っているようにも見えたんだけど、どう思ったんでしょうか。
今回知ったことば
K.I.A. – Killed in actionの略。戦死。
M.I.A.はMissing in actionという事で、作戦中の行方不明の事というのは知っていましたが、改めて人間とWraithが「戦争中」という意識が彼ら軍人達の中にしっかりとある事を認識しました。
2005/07/29へそ曲りレビュー, スターゲイト アトランティス シーズン2
Trackback ID: http://lillicat-kingdom.com/littlecaca/2005/07/sga_s203_runner/trackback/