SGA S2-06 Trinity 

ヒドイ結末。
ストーリーは悪くないけれど、マッケイの行動には全く同意できないです。
これでマッケイ博士がますます嫌いになりました。
しかし、アメリカでの視聴者からの評価は高いようです。私がオカシイのでしょうか?
という訳で、相当アタマにきているので、以下いつにも増してまとまっていません(^^;
マッケイ博士のようなキャラクターはどうもアチラでは愛すべき困ったチャン程度の認識なんでしょうか。
もちろんドラマの中の存在としてであって、自分の家族とか同僚だったら嫌だよなぁ、みたいな。
マッケイが「僕が一人の仲間を死なせてしまった事は、この先一生ついて回るんだ」とか言っちゃってる割に、全然重荷を背負った様には見えない。
その証拠に再び過信して、大事な仲間のシェパードの命をも危険に曝す。
ウィアーもどうかしてる。マッケイが、シミュレーションはしたからというのを聞いて、ハイ大丈夫ってどうしてそんなに簡単に武器の実験を許すのか?
マッケイがどんな性格か判っているからこそ、一度は実験中断をと言ったウィアー博士。
でもマッケイが「君ならエリザベスも信用しているから」と頼んだシェパードによって押し切られた。
コールドウェル大佐も「やっぱり武器は欲しい」って素直に認めちゃう。
確かにZPMをもう探す必要がないというのは重要なファクターですが、そんなに急いで実験しなくたっていいのに。
おもちゃで遊んでるんじゃないんですよ。核兵器、それもエンシェントが放棄したものなのに。
まだ、シーズン1の最後みたいに切羽詰っている段階ではないのに、いとも簡単に直して使おうという考えが出るのはどうも…。
第一、ハーミオドはどうした? 何故やめとけといわないのだ???
そしてシェパードは何故マッケイの言葉を信じウィアーを説得したか。
再び失敗した彼に対し、最後にもまた「いつかきっと信頼回復は出来るから」と励ますのは何故か。
(このシーンが、シェップ/マッケイにはたまらないんでしょうが)私はいまいち理解できなかったです。
それに、核が絡んでいるからというだけではなく、マッケイが他の人(特にシェパード)の信頼をことごとく台無しにして、しかもうやむやに終わらせているのがムカつくんですが。
アチラの方たちは、シェパードとの友情物語がどうこう言ってますけど。私にはそんなに美しく見えないです。
最後に2度目の実験も失敗して帰ってきたところで、ウィアー博士はマッケイを怒鳴り散らしているけれど、それはテイラとデックスの背景にしてしまって会話も良く聞き取れません。
この演出は、マッケイの失敗と言い訳はいつもの事だという捉え方なのでしょうが、そんな程度のオハナシなの?
私には「いつもの事」とは割り切れません。
自分の不注意で研究員を一人死なせて、なおかつ戦艦まで出動させる事態にもなってるのに、天才ボクちゃんは一切のお咎め無しってどういう事?
普通は即刻地球へ連れ戻されて営倉にぶち込まれ、それからSGCに呼ばれて軍法会議にかけられるんじゃないのでしょうか。さすがに民間人の研究者だからっていう言い訳は立たないでしょう。
一方、商売に出かけたデックスとテイラ。
アトランティスにとどまっていては手持ち無沙汰なので、他の星に出かけているテイラをうらやましく思って「連れて行ってちょんまげ」とお願いする。これはデックスらしくないですなぁ。
テイラは「武器は外から見えないだけに絞って」と釘を刺す。つまり、交易相手(ベルク人)を刺激したくないと暗に言っているわけだが、デックスはお外へ行けることだけでウキウキランラン。
結局、ベルクの商人が交渉になかなか応じないのに業を煮やして、テーブルにナイフをドスっと刺して、テイラのこれまでの努力を台無しにするところは、やっぱり瞬間湯沸かし器。ぜんぜん治ってない。
ちゅーか自分からお願いしてついて来たのに「オレは戦士なのになんでこんなトコで算盤はじかなきゃいけないのよ」って怒ってます?
その村で、自分だけが生き残りと思っていたデックスは、同胞(しかも親友)が見つかり、ほかに300人程度が助かっていると聞く。
友人と祝杯をあげしたたか酔っ払って宿に連れ帰ってもらったデックスが、「テイラ、300人だ」というその言葉。
「全宇宙で300人も残っていた」とも「もう全宇宙で300人しか残っていない」とも取れ、彼の表情がそれを物語っていました。
また、Wraith襲撃の際自分だけ助かろうとした軍人ケルを殺した後「後悔があるとすれば、彼があっという間に死んだ事だけだ」というのが、悲しいですね。
このとき、ケルはデックスが父と慕っていた人物と聞いていたので、テイラは大きなショックを受けます。同席していた自分に何も言ってくれなかったデックスに対し怒りと失望を感じたのでしょう。
そして、「私との友情をこんな風に使わないで」というテイラの言葉が印象に残りました。
(ここてテイラがデックスの首にナイフを突きつけるのですが、えらくカッコイイ)
タイトルの”Trinity”は1945年にニューメキシコで行われた世界初の核実験の名前(マンハッタン計画の実験のひとつ)。
これが広島・長崎に繋がっていたのですから、やはり日本人としては核の恐ろしさをもっと真剣に考えるような内容でなかったのが残念です。
参考:ウィキペディア トリニティ実験
わからなかった事
マッケイは最後に「実験の失敗によって、太陽系の5/6を破壊した」といっているが、その意味が不明。
(その前は「太陽系の3/4」って言っていますね)
実際に太陽系を破壊しちゃった訳じゃないと思うんですが…。

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