SGA S2-07 Instinct 

前回のレビューは固有名詞が多数読み取れていませんでした。
やっぱり、自分が納得していないと集中して観られないのかもしれません。
私のような英語が全然だめな者が、外国語で視聴する事自体が無謀な試みなわけでして、そのうち吹替え版がレンタルになったら確認のために見直すぐらいの気持ちで観ていますのであしからず。
さてさて、前回の失敗はサックリ忘れて(いやいや、もちろん何か学んだに違いないわけですが)チームシェパードがまたまたオフワールド探索に出かけます。
スタートレックでは、一応事前調査(ライフサインや文化の進み具合など)の後、現地人に変装してから他文化の人に接触するのがお約束。
しかし、アトランティアンたちはそんなのお構いなしに、火器を持ったまま酒場にズカズカ。ひえー。
酒場にいる人たち、どうした事か警戒はしてもパニックになる事はなし。変ですね。外は誰も歩いていないほど空気がピリピリしていたのに。
給仕のカラップ(Callup)は、彼らがどこか遠くから来たという曖昧な返事に対し「じゃあ、空腹なんだね」としか言わない。
そんなやつおれへんやろ。
明らかに見たことないような格好でごっつい火器持ってる4人に対して、それだけかいっ。
とりあえず、チームは胡散臭そうに思われつつも酒場に落ち着く。
すると、この村にはデイモス(Daimos)と呼ぶ伝説の怪物が出没している事を、この酒場の主人ゴラン(Goran)が教えてくれる。
怪物は人間を骨までしゃぶりつくすと聞いて、そりゃまたこりゃまた…とピンときた。
言い伝えとして村人が「古来より怪物は大きな空の船で来る」と聞いていた。が、怪物の詳細は伝えられていなかった。
そこへ10年前に本当に空から船が落ちてきて、壊れた船の周りに複数の怪物の死体と生き残りがいた。
恐ろしい言い伝えから言って、生かしておくわけには行かないので、村人が全員を殺して死体を焼いたという。
しかし、どうも逃げて生き延びた怪物がいるらしく、その後村から犠牲者がでてしまったのだ。
(頻度としては年に3~4回、その都度3~4人ずつ食べられる)
そして、船が落ちてから2年後にはゴランの息子も犠牲者となった。
たった一人の怪物=Wraithと聞いて、デックスは「なんだ、朝までにやっつけるさ」と席を立とうとするあたり、やっぱりまだまだ瞬間湯沸かし器。ま、一人で7年も生き延びたんだものね。
でもシェパードに「朝になってから皆で行こうね」止められます(笑)
翌朝、「こんなに広大な森でどうやってみつけるんだよ」とぼやくマッケイに対し、数十メートルは離れているんじゃないかという場所からデックスが「俺は耳がいいんだ」というお返事。
「ばかもんが、コラッ」って感じでシェパードにアタマを小突かれるマッケイ(笑)
やがてテイラが微妙に違うけど何か感じるといい、デックスも近くにWraithがいるという。そして確かにデックスの言うとおり、チラリと姿を見せた何かが森を駆け抜けて逃げていった。
実は村人の一人がまだ生きている子供のWraithを発見し、連れ去っていたのでありますよ。
テイラたちは、Wraithを見かけて追いかけ、棲家としている洞窟にたどりつくのです。
Wraithが駆け込んだ先には初老の男性が。名前はザディク(Zadik)。
エリア(Ellia)と名づけられたWraithはなんと女の子。髪が黒くて短いしまだティーンのようです。ザディクのもとで人間を食べずとも生きているという。それもこの星のある薬草が鍵だと言う。
ザディクはたまたま本草学に詳しかった為、エリアが普通の人間の食事では生きられないと判ったときに研究を始めたらしい。
一旦アトランティスに帰還したシェパードからこの話を聞き、この少女にいたく感心を持つベケット。彼は青年期までのWraithは人間同様普通の食事で成長するが、成人になるときに何かのきっかけで体が変化し、その結果掌から人間のエキスを吸い取るようになるのではないかと仮定したわけです。
つまり、糖尿病患者が糖を分解できないのと似たようなかんじで何かが不足するのではないかと考えたようです。もしそうなら薬で「治療」というか症状を抑えられるのではないかと。
って、子供のWraithの生態がまるで判らないのに、どうしてそこまで確信をもつんだ、ベケットよ(笑)
ここで衝撃の新事実が!
ベケットは(多分他の研究者と共同で)、WraithのDNAを変化させるレトロウィルスの研究をしているが、どうしても生体サンプルが不足していて、いい結果が得られていないというのです。
だから、ザディクのいう事が本当かどうか、そして若いWraithをぜひとも研究したいと言って、ベケットは村へ赴くのであった。
ちょっとちょっと、さらりとDNAレベルの研究なんて言っちゃってますが、ベケットったらPoisoning the well(S1-07)でワクチン(国民半分死んじゃう)の人体実験に嫌悪感たっぷりだったはずなのに、いつの間にそんなすごい研究を始めていたんでしょうね~。
それに、どんな結果が出るかも判らない(だって完成していないって言っている)実験にエリアが協力してくれるわけないと思うのが普通で、どう説得するつもりだったんでしょうか。
新薬の実験は、長い時間がかかるはずですが、アトランティスに来てWraithと出会ってからまだ2年目です。とてもじゃないけれど、治験の段階にうつれるはずがありません。
ま、ドラマなんでそんな心配は実はいらなくて、そういう方向にお話が持っていかれるのです;-)
もう一人のWraithをシェパードたちが退治してしまったら、彼女が実は狩をしていたという事がばれてしまうから。
それにデックスが彼女を毛嫌いして、クッキーを勧めた彼女にいきなり銃を突きつけるという大人気ない事をするんですね。後に「綺麗な洋服を着せたってWraithはWraithだ」と仰いますが、相手は子供でっせ。
ともかく、「もうWraithは嫌だ」と彼女が自らワクチンをうつ事を決意をするのです。
そーなんです。実はエリアはお父さんに8年も嘘をついていたのです。本当に悪い子ね!
薬草は全然役に立たず、エリアはもう一匹のWraithが活動するのを察知できるので、同じ日に自分も出かけて人間を食っていたのであります。
キャーッ。今度ばかりはデックスの勘が大当たりざますね。
少女は皆が洞窟を留守にした隙にベケットが持ってきたワクチンを大量に摂取してしまうのですが、結局ワクチンの働きが逆(悪い方向)に作用して怪物エリアになってしまったという訳です。
ザディクは「父」としての思いから、彼女を助けようとしますが、もはや変身が進みすぎてイレイタスバグのDNAが勝っている状態になってしまいます。
凶暴化したエリアは、ザディクやテイラを投げ飛ばし、シェパードに襲い掛かります。
そして…シェパードは彼女に腕を捉まれて出血してしまうのですが、間一髪デックスが「テイラを看ていろ」という命令を破って駆けつけエリアを殺します。
さてさて、怪我に強いシェパードですが、今回ばかりはピンチなのでは?
次回が楽しみです。

続きを読む »

Related Posts with Thumbnails
このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - SGA S2-07 Instinct @niftyクリップに追加 FC2ブックマークへ追加 Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious Digg This BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク Share on Tumblr FriendFeedで共有 このエントリをつぶやくこのWebページのtweets

Trackback ID: http://lillicat-kingdom.com/littlecaca/2005/08/sga_s207_instinct/trackback/