ENT 063 Carpenter Street デトロイト2004 

ストーリーは可もなく不可もなく。トリップが殆ど出てこないので、個人的にはつまらなかった作品。
ルーミス(Loomis)役のLeland Orserは、CSI:ではニックのストーカーに間違われる「自称超能力者」をやっていましたが、この時は髪が短めで眼鏡をかけた中年の垢抜けないオッサン。
また、ERではウィーバーがエリザベスに黙って雇った外科医ドゥベンコという、これまた胡散臭い役で登場。この役ではルーミスの時と同じぐらい髪が長く銀縁眼鏡ですが、肌の色がやや浅黒い気がします。
他にも、DS9やVOY、The PretenderといったTVのほか、映画にも多数出演しているようです。
今回は、吹替版演出に座布団を差し上げたいシーンがありました。
ドライブスルーのバーガーショップの店員(声だけ)の口調が、いかにも「らしい」のが、大変良かったです。原語のみならず、吹替の方も実にナイスな演技でした。
特に、ベジタリアンのT’Polが肉抜きサラダができるかと聞いたのに対して、「できません。でも、あと○ドルでベーコン3枚追加できます(^^)v」にはお茶を噴きました(笑)
タイムトラベルでお約束の混乱は少ないです。
なんせ過去へ行くわけなので、リサーチはしてあるという事なんでしょう、服も地図もあるし、車の運転もすぐできたし、無かったのは現金ぐらい。それもATMから盗んでしまうという解決法(ターミネーター2のジョン・コナーよりはマシな手口だった)(^^;
ルーミスがタバコを吸い始めたときのT’Polの反応は凄かった。ヴァルカンは嗅覚が鋭いから我慢できないのです。
(それを言ったら、ルーミスのアパートに入ったときに卒倒しなくちゃ嘘なんですけどねぇ…)
そういえば、スタートレックではタバコを吸う人は出てきません。地球人はいつタバコを根絶できたんでしょうね。
船長は時々エスプレッソに見えるものを飲んでいたし、Terra Primeでは、パクストンがタッカーにコーヒーを勧めていましたので、最近タバコ同様に悪者扱いされ始めているカフェインはどうやら未来まで生き残りそうです(^^;
その他気づいた点など以下に。
・船長の血液型が都合よくBネガティブだったりするのは大目にみてあげないと。
・船長が点滴を自己抜去しても血が噴出さないのは、そもそも針を刺して無かったんでしょうって事で。
・大胆にも船長の首から血を抜くXindy爬虫類族。注射器の針が長すぎて咽にまで届きそう。それを、指も添えずに突き刺すのは乱暴過ぎる。でも、本当に刺しているみたいに見えたのはお見事。
・Xindyがなぜ2004年に行ったかという理由が希薄。それがつまらなかった原因のひとつ。
 

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