今回は盛りだくさん。全部を取り上げたら凄く長くなりそうなのでかなり削りましたが、それでもこのボリュームです。
地球・アトランティス・メインランドと3箇所で話が同時進行し、しかもその展開が矢鱈と速いのです。
まず、ゼレンカが冒頭から笑わせてくれます。
なにやらチームが結成されてオフワールドに行く様子。そこにゼレンカがいるのを見てシェパードが声をかけます。
どうやらマッケイからE.M.フィールドを直せるのは君だけだと指名され、M7G-677に行く事になったらしい。
M7G-677とは24歳以下の子供しかいない星で、ボクちゃんマッケイは子供が嫌いなのでゼレンカに押し付けたに違いない。
しかし、ゼレンカもどうやらマッケイに負けないぐらい子供が嫌いらしく、シェパードにきっと気に入るよといわれても「妹に子供がいるけど、何でも壊すし投げるし家具を汚すし…」と、ブルーな表情のゼレンカ。
マッケイからは「子供達によろしく言ってね」なんていわれて「バカたれが…」とチェコ語で怒っている。
さてその頃アトランティスのすぐ近くで、2隻のWraithクルーザーが互いを攻撃しあっているという事がわかりました。
こちらに向かってくる様子は無いがちょっと心配。
一方地球のS.G.C.では、Goa’uld(ゴアウルド)がアトランティスのゲイトに爆弾を仕掛けたらしいと判る。
どうも、Goa’uld達はアトランティスにあるエンシェントの技術よりも、Wraithが地球に向かおうとしている事に脅威を感じての行動ではないかと。
それってGoa’uldのスパイがどこかに潜入してるって事かしら?
ただ、そいつは未熟な工作員だったらしく、爆弾にはたいした技術は使われていないらしい。また、起爆装置は地球にあるらしいとも。
問題は、爆弾はゲイトを起動したら起爆スイッチが入るようになっているのだが、アトランティスから週1回のレポートをするのが今日のあと2時間ちょっと後なのだ。
そこでリー博士、ダイダロスを中継してアトランティスへ連絡したら…と提案するも、1週間前に発ったダイダロスから地球までの距離がありすぎて通信は無理だと判明。
何とかして方法を見つけるようにランドリー将軍から言い付かる。
つまり、「ゲイトを使うなと知らせたい」けど、「ゲイトを使わない限り知らせられない」という、番組はじまって以来の危機なのだっ。
そんな事を知らないシェパード達は、「早速今日の報告にWraithの撃ちあいの事も入れてもらおう」とか何とか言っています。
そこに何故かキャドマン中尉がいるんですが、どうやらアトランティスに残れるように頼んだらしいです。ベケットとはその後デートぐらいしたんでしょうかね?
状況は更にややこしい事に。
テイラが祖母のように慕っているチャリンの具合がかなり悪いので、メインランドに一緒に行って欲しいと頼んできました。
ベケットは快諾。早速向かう事に。
という訳で、爆弾の爆発をどう食い止めるか(どう地球から知らせるか)、その為のGoa’uldのスパイ探し、それらが失敗した場合に備えての毎度おなじみ自爆設定と全員の避難、一大事なのにチャリンの事を優先するテイラ…とエライ複雑なストーリーとなっております。
地球からアトランティスへの通信をどうするか思いついたリー博士の説明が笑えますね。(笑ってる場合じゃないんですが)
まず、101匹わんちゃんの「夜明けの遠吠え」に例えたら、同席した科学者達がしらーっとしてしまったので、「ほ、ほら、指輪物語の…狼煙。あれですよ」と説明してなんとかわかってもらった様な、そうでないような(^^;
緊張感の全く無い一同、将軍に「ほれほれ、さっさと行動せいっ!」と発破をかけられてしまう。
(ここで指輪物語が出てくるのはDVD製作会社へのサービスっぽい)
ダイダロスが無事P4M-399からメッセージを受けたところで、いけ好かないカバナー君登場。あと2時間では通信可能の領域に到達できないと主張。「絶対間に合わないもんねー」的なニュアンス。
一方、ハーミオドが「ハイパードライブを一時的に改造し、爆発寸前で止めれば何とか間に合う」とこちらも強情。
ふたりの間に火花が散ります(笑)
しかし、あっさりとコールドウェルがハーミオドにOKを出すもんだから、カバナーはぷんぷん。ハーミオドに文句をつけるが「カバナー博士、黙ってくれますか?」とまで言われてしまう。
で、間に合うのか~とハラハラドキドキのお約束タイム。
アトランティスではチャックニシャンがウィアーの指示でダイアルを始めるのですが、あと1つという所でマッケイが「やめろ!」と叫びます。
あと1センチのところで空中にとどまるチャックニシャンの指先が震える。
(おまけ:チャックニシャンのインタビュー記事)
\(°o°;)/ウヒャー
なんとか間に合いました。
ウィアーたちは色々相談。Z.P.M.を停止して、ダイアルが一切できないような措置を取り、ゼレンカは事態が収拾されるまで戻れない事に(あんなに嫌がっていたのに、かわいそう)。
どうやら、何ヶ月か前からGoa’uldがTrustの上層部にもぐりこんで地球で悪さを始めていたらしい事が判った。
そして、恐らくダイダロスに工作員がいると見たウィアーは、地球との連絡が取れなくなるのを覚悟の上で、ダイダロスをアトランティスへ呼び戻す。
ダイダロスは、地球には起爆装置がないという連絡を受け、それを携えてアトランティスへ。
アトランティスでは早速スパイ探しと爆弾探しがはじまります。
以下、立て続けに起こる事件。
地球に向けて勝手にダイヤルがはじまるが、パワー不足で停止。
キャドマンが送信機を見つける。先ほどのダイアルは、この送信機から注意をそらすためのものだった。
送信機は救難信号を発し、Wraithはこの信号を捕らえてアトランティスに向かっている!!!
なんと用意周到なGoa’uld。アトランティスだけではなく、ついでにWraithも吹っ飛ばそうという魂胆。
未熟な工作員って話はガセだったのではと思えてくる?
一方、チャリンを見舞ったテイラは、彼女が「リングの儀式」をしたいと願っている事を知ります。アソス人はWraithによって死ぬことの方が多く、寿命をまっとうできた人はこの儀式を受けるのです。
でも、テイラはまだチャリンと別れ難く、儀式をするための気持ちの準備ができていません。
その頃、ウィアーはノヴァクやカヴァナーが怪しいという事で取り調べを開始。
皆が皆、他の人に擦りつけようとしているような発言ばかりで、調査が進展しない。
テイラはチャリンの儀式にベケットを招待。しかしベケットは「こんな事している場合じゃないよ…」といった顔でソワソワ心配そう。
テイラは皆の前でチャリンを送る歌を歌いました。
テイラの歌をバックに、事件がどんどんまた進んで行きます。
カバナーはデックスを見ただけで気絶(笑)
それから、大佐の目が光ったのには驚きましたねぇ。
あの瞬間にGoa’uldが出て行った(死んだ?)んでしょうか。テーザー銃のビリビリは相当きつそうです。
顔中にペイントされて戻ってきたゼレンカが、アトランティスがどんだけ危なかったかなど関係なくマッケイに対して怒っていたのがまた笑えました。
最後のシーンでウィアーの机の上にあった大きな懐中時計は、なんだか意味ありげですよ。
2006/01/20へそ曲りレビュー, スターゲイト アトランティス シーズン2
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