シーズン2最終話のラストシーン、Kateが撃たれたその日の、Ari視点の映像からスタートです。
暗く廃れた建物のエレベータから降りるAri。
その屋根の上を走り、ポジションを決めてライフルを固定。
スコープで最初に見たものは、はるか先の建物の屋根に上ったばかりのDiNozzo。
十分狙えそうだったが、まずはドローンを守ろうと思ったのか、下で作業をしているMcGeeに照準をあわせる。
しかし、テロリストに狙われ車の影にMcGeeが移動してしまい、仕方なく操作をしていた機械を撃ち抜く。
次にまた先ほどの屋根の上に照準を戻すと、今度はGibbs、Kate、DiNozzoの3人が集まって笑っていた。
誰でも狙い放題の状態であったが、Ariが撃った相手はKateだった。
「ごめんよ、Caitlin」
ってにっこり笑った笑顔がキモいんですけどぉ…な具合でティーザー終了。
今回のややツボ
Gibbsの昔の仕事上のパートナーだったらしいJennyが新長官として登場。
しかし、会話やフラッシュバックから察するに私生活でもいい感じだった時期がありそうですよ。
一体、パリで二人の間に何があったんでしょうか。
妄想上のKateはGibbsとDuckyの前ではシリアスなのに、他の3人の前ではつい笑ってしまう「変態Kate」ばかり。
Abbyの妄想 口紅真っ黒で銀髪のゴスガールなKate
McGeeの妄想 キャットウーマン、あるいはサドのおねいさん
DiNozzoの妄想 カソリック高校の制服を着たKate。しかもスカートの下は可愛いリボン付きの白いthong、または素っ裸(ただしこちらは叫び声だけで映像はなし)
そうなのです。
DiNozzoはこれまでにも、Kateを見る時に着ているものを全部とっぱらっていた事があったのです。
このエロトニーめ!
っていうか、Zivaに聞かれて素直に白状するあたり、幾ら相手がモサドとはいえ脇が甘い。甘すぎである。
ナイスなボス
McGeeをTimと呼び、DiNozzoの背中をぽんぽん。「坊主たち、コーヒー買って来ようか?」→ナイスじゃ嫌。ナイスな彼はGibbsじゃない
Abby「Gibbsはいつもナイスよ」
DiNozzo「君とDuckyには。でも俺はいつも怒鳴られて殴られる」
A「そのお陰で必要とされてるってわかるくせに」
D「そうだな」
Abby「なぜGibbsをからかうの?」
DiNozzo「ボスがナイスなのをやめさせる為だ」
McGee「ナイスなボス好きですよ」
A&D McGeeの後頭部を同時にビシャリ
Abbyのオシリをまじまじと見つめるMcGee
それを判ってて気にもしてないAbby
女と有らば長官にすらにやけた視線を送るDiNozzo、Gibbsすかさずヘッドスマック
Gibbs「おまえ、Zivaのケツにつけ」
DiNozzo「ボス、マジでタイプじゃないっすから」
DiNozzoの頭をはたくGibbs
G「バカもん、尾行だ」
D「わかってましたよ」
という訳で、やっといつものボスに戻りつつあるGibbs。
Ariに呼び出され出かけるDucky。
検死室は地下にあるはずなのに、エレベーターで2階か3階にあるGibbsのフロアに上がってきて長官と挨拶しています。
これはGibbsに「私を探してくれ」というサインを送ったという事でしょうか?
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感想
いやなムードではじまりましたね。
ありえないほどにボスがしょげてるわ、DiNozzoがボスみたいにカリカリトゲトゲ怒ってるわ、McGeeはマイペース過ぎてあてにならないわ、絶対泣かないはずのAbbyも泣いてたし。
ただ一人Duckyだけは「Kateだからこそ私が検死をしないと」と怒りを心に秘めつつも、冷静に振舞っていました。
病み上がりのDiNozzoがずぶ濡れで現場検証から帰ってきたのを見て、とても辛かった私(^^;
彼とAbbyは怒りでKateの死の痛みに耐えようとしていたのを見て、ますます辛かった。一方、Kateに会いに行く事もできないMcGeeがどう乗り越えるのか心配です。
GibbsはモサドのZivaをまるで信用しませんでした。たとえ信頼できる相棒だった長官が連れてきた人物でも、Gibbsルール(他人のいう事は鵜呑みにしない)に徹底しているんでしょう。
一方、ZivaはAriを慕い、全面的に信じているようです。Kateを撃っていないという話も本当だと思ってAriをサポートしているようです。
Gibbsが海兵隊のスナイパーだった時に使っていたのがM3-A1というライフルで、Kateが被弾した時のライフルはBrabo-51ではないかと言うGibbsの推測。
そのライフルの愛称がKateだからという事でした。
そして、Gibbsが使っていた銃弾と全く同じディテールの弾がわざわざ今回使われている事と、プロの殺し屋は絶対に残さない薬莢をわざと残して行った事から、それは暗殺者から彼へのメッセージであると考えたわけです。
そのことがまさしくAriが犯人だとGibbsに告げているわけですが、ただの推測で証拠にはならない…Gibbsのジレンマです。
私たち視聴者もAriだとわかっているので、Gibbsと同じジレンマを抱えてTVに向かって突っ込みを入れたくなります。
久々登場のGeraldを人質にしてDuckyを呼び出したAri、一体彼の狙いは何なんでしょう。
そして次回、Gibbsのfamous gutsは戻るんでしょうか。
ムダ知識
オープニングはKateが抜けてシリーズ1と同じく5人ですが、DiNozzoが2番目に昇格。
KateがTwilightでスケッチしていたDiNozzoと同じカットが入っています。
また、McGeeが思いっきり目を瞑って銃を撃っているカットはどう見ても裏返しです。どのエピからのものか、未確認。
いままでの長官(Alan Dale)が迎えられるのはHomeland Security(国土安全保障局)の局次長の座。
(DHSかOHSか言及なし)
新長官役のLauren Hollyは千と千尋の神隠しの北米版で千尋の母、荻野悠子の吹替を担当していたり、ジム・キャリーと結婚していた事があったり。
元々はコメディエンヌ的な役柄が多かったようです。
モサドの管理官だというZiva役の女優さんはCote de Pablo(コーテ・デ・パブロ)。
チリのサンチャゴ出身で、10歳からはマイアミで育ったそうです。実年齢は二十代なんですが、貫禄があってそうは見えませんね(^^;
名前の発音はコゥテが一番近いと思います。コートという表記をどこかで見ましたが、共演者が呼んでいるのを聞いても、そうは言ってなかったです。
JenとGibbsが地下室で話していたときに名前が出てきたレストランは実在します。
Palena
ホワイトハウスで働いていたシェフのお店なんだそうですよ。
Gibbsの地下室での会話から
別れた3人の元妻のうちの一人の名がDiane。(今はFornellの妻となっているハズですね)
そして、その名をつけていたはずのボートは焼いてしまったようです。1~2シーズンの間作り続けてきたボートは、その次なんでしょうか。
実際のNCISはこれまで女性が長官になったことはないそうです。
Abbyがラボで襲撃を受けたときの会話。
Gibbsが「窓を防弾ガラスに変えるから」というとAbbyが「そんなもの無いわよ」と答える。
するとGibbsは「判った。耐弾ガラスだ。いいな」
これは、絶対に弾を貫通させないガラスを製造する技術は今のところ無いため、正確に言うと「防弾」はありえないという事で、Abbyは科学者なのでこんなとっ散らかっているときでも正しく言い直させたという事です。
アメリカでも一般的に口語ではbullet-proof(防弾)で知られているようです。
Gibbsは海兵隊のスナイパーだったと自分から言いました。
これまで2度ほど制服姿になって囮捜査をしていますが、そのときの階級は実際に彼が海兵隊にいたときと同じだったんですね。
Quotes
Gibbs: What don’t I believe in, Abby?
Abby: UFOs, mystics, coincidence, saying you’re sorry, excuses. I could go on all night.
Gibbsが信じないものが山ほどある模様
地名
Anacostia Park AriがAbbyのラボを狙撃してきた場所
NCIS Map
ドラマに出てくる地名をピックアップ
NCISのサイト
Locationのページで世界中のNCIS所在地がわかる(当然ですが日本にもあります)
Most WantedのページとMissing Personsのページを見るとリアル
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NCIS S3-23 Hiatus (1)
トルコの国旗、甲板で働く男たち。 どこかの港の様ですが、DiNozzo、Ziva、McGeeが車で待機しています。 (って、また冒頭からレギュラーごっそり…