何かの会場。
長官が誰かと談笑しています。テーブルの食事は朝食のようで、スクランブルエッグやベーコン、チーズ、フルーツなどが並べられています。
テーブルのデニッシュに手を伸ばすDiNozzo。その手をビシッと叩くZiva。
DiNozzo「アウッ!」
Ziva「私たちは、客じゃないの。長官の警護でここにいるんでしょ」
D「Ziva、ここは今、多分全国で最も安全な建物だ。CIA、DSS、ATF、F.B.I…アルファベットが全部そろっちゃうぐらいにな。州警察に地元警察は言うまでもなく、NCISの精鋭である俺サマ…とお前もいるんだ。しかしオイラはとにかく腹ペコなのよ。みんな公務員。そしてこの食べ物はタダで食える」
などなど、くだらない話をして時間つぶしをしておりますが、DiNozzoは今にも涎をたらさんばかり。
しかし、Zivaのこの一言でそれも終わり。
Z「もう時間切れ。主賓がちょうど今着いたわ」
アナウンス「皆さま、このたび引退をされるアメリカ合衆国国防長官です」
(会場の花道を通る、本物のラムズフェルド国務長官)
「もう何か食べてもいいだろ」と、テーブルに向かうDiNozzo。
何故か左手でトングを持ち、スモークサーモンらしきものを彼が取ろうとしたその時、Zivaが「長官!」と叫びながら走る。
その直後、突き飛ばされ床に倒れた長官とZivaのすぐ脇にあるテーブルに、若者がどさりと落ちてきた。
騒然とする会場。長官たちが落ちてきた男を見つめる。
既に男は死んでいるようだった。
(バックに流れていた曲はJ.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調)
お腹ぺこぺこのDiNozzo君の前で、どっさりと台無しになった食べ物がもったいないなぁと思いつつティーザー終了
今回のツボ
McGee「彼は落ちてきたのか押されたのか、どっちでしょう…」
ボスにらむ
M「それを調べる為に来たんですよね(汗)」
G「行け」
(良く見ると後ろで警官と話しているDiNozzo君の口がもぐもぐ)
ベーコンと格闘中のDiNozzo
Gibbs「DiNozzo」
DiNozzo「ボス?」
G「証拠を食うな」
D「ハイ。ボス」
Gibbs「DiNozzo、階段」
悲しそうな顔で従うワンコくん
オフィスに戻ってもまだ食べたいDiNozzo。しかしそれを許さぬボスだった。
ところで、濃い紫のシャツ、ボタンを外した胸元からちらりと見える白シャツ…似合わないばかりか、かなりダサいファッションのボス。どうしちゃったの?
Wrightは戦地でIED(即席爆発装置)による頭部損傷。4ヶ月前に除隊。以後いつからか不明だがホームレス生活をしていた。
Luis Romero(どこかで見た顔ですが、覚えていますか?)は、同じ海兵隊員という事で修繕中の部屋をWrightに使わせていた。
McGee「バッグがない。犯人が持ち去ったんだろう」
Ziva「持ってなかったのかも」
M「バッグを持たない女性なんていないよ」
Z「私は持たないわよ」
M「そうだね。でも君は…うぅ。いや、つまり君は女性だけど、でも君は…その…普通じゃないから」
(Ziva、無言の圧力)
M「君が正しいよ。バッグを持たない女性もいる」
Gibbs「年は?」
Z「身分証なし、メモ帳なし、それにバッグもなし」
又オフィスにもどって来たみなさん。今日は現場、オフィス、現場、オフィスと朝から言ったり来たりで大変です。
しかし、そのぐらいでそんなに疲れるのはDiNozzo君怪しいぞ。Zivaにまで気遣われる始末。
Ziva「あなた、まるで溢れきってるわよ」
DiNozzo「それをいうなら疲れきってるだ。そうか?」
(PCから取り出したディスクの裏で顔色確認)
そんなお疲れDiNozzo君に電話が。
ところが左のポケットから出した携帯じゃなく、バッグに入っていたらしい携帯が鳴っていた。
なぜ2つも携帯を?
Zivaは聞き耳ずっきん。なんだかとっても優しい口調で電話の向こうの相手と会話するTony君。
Ziva「携帯2個なんだ」
DiNozzo「両耳に一個ずつね。嘘だよ。予備さ。どうもいつも持っていた方が欠陥品らしくて」
ブロンズスターはeBayでは本物でも18ドルの価値しかない。
McGee「ナノレベルの分析には赤外線顕微分光法ユニットが必要です」
Gibbs「わかった。買え」
M「10万ドルはします」
G「で?」
Jen「予算が無いのよ。たぶん来年には」
G「Abbyが今要るんだ」
J「あらごめんなさい」
Abby「交渉できるかも。Horaceおじさんが、交渉のプロだったんです。…借用できるかも。(Jen無言で見つめる)何とか借用します」
議事堂が見える市内でお茶するTonyと彼女。医者に会うってニュー彼女のことかっ。ま、嘘ではないけど。
屋台のカフェで珈琲を注文している間の二人の会話ったら、驚きですね。
Tonyは年下好きらしいのは以前から判っていましたが、ZivaやKateと一緒のときとは打って変わってリラックスしたいい表情をしています。
ちょっと「甘ったるい」状況ですが、きっと彼が本気で惚れてるからこそ素直になれる相手なのでしょう。
展示会場に来たAbby。背中の棺桶型リュックがカワイイ。
Lee捜査官がまたまた検死室へ。Palmer君のみならず、Duckyもご機嫌。
手を洗いながら勝手に話し続けるDuckyをよそに、二人は別室へ…。
Ducky「…いうなれば、エンジンに歯車が必須なようにね。君のような実践タイプには楽しいと思うよ」
(Gibbsが現れて)
G「へえ?」
あっという間に二人が消え去った事に言葉をなくす(笑)
Ducky「彼女は中国人」
明らかに「またサイコロジカル…かよ」といった失望のGibbs
被害者がおそらく4週前までは福建省の農場で働いていたと指摘。
歯の治療をしたばかり(中国特有、5週ほど前だろう)、足の裏が肥厚(農場労働者)、六価クロムが消化管から検出された(六価クロムは塩素酸塩の副産物で、大きな工場が福建省に)との事。お見事。
おデートでリフレッシュと思いきや、更にお疲れらしいDiNozzoは不眠症とごまかしています。
Wright軍曹が犯人像と合わないというGibbsに対して、Zivaは彼が普通の精神状態ではなかった為のとっさに思いついた犯行だろうと言う。
DiNozzoもZivaに賛成するが、ボスは「何かまだ知りえていない事実がある」と。
悲しい事に、Wright軍曹は食べ終えて廊下に出されたルームサービスを持ち帰り自室で食べようとしていたのだった。
一度英雄になったら、永遠に英雄(Once a hero, always a hero)
Marty「ボウリングは?」
Abby「からかってる? 私はレーンの女王よ」
MP「今、下でみんなボウリングしてるんだけど」
A「ここにレーンがあるの?」
MP「プールのとなり…嫌なら夕食でも」
A「あー、あなた負けるのが怖くなったのね」
うわぁ。McGeeが知ったら歯軋りしそうなぐらい、二人が急接近してますよ!
Z「Wrightは彼女にキスした事実は変わりません」
G「キスをする理由は一つじゃないさ」
D「ホント?」
少女買春の犯人とわかり、Gibbsが久々に吼えました
Palmerの行動を不審に思うDucky先生。
しかしてエロJimmyの言い訳は「胃腸アレルギーでトイレに」次サリチル酸をボトル丸ごと飲んだという。
銃を持った大男から自力で逃れたLee。法務部に異動したのが勿体無いほどのナイスワーク。
トラックから女の子たちが出るとき、頭に手をあててやるGibbsの優しさが素敵です。
2006/11/14NCIS~ネイビー犯罪捜査班 シーズン4, へそ曲りレビュー
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