後半はシーズン4のネタバレがありますのでご注意ください。
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© 2006 Robert Voets/CBS Broadcasting Inc.
先日、製作総指揮のドナルド.P.ベリサリオが全面的に製作から降りる事が発表されました。
続いて数日前には、マーク・ハーモンが「撮影スケジュールがあまりにも過酷な事で製作側と揉めていた」と発言。
この2つの出来事に関係があるのか無いのかはっきりとは判りません。
しかし、シーズン3の最終話を観たときに、普段の3～4倍の映像量だったので大変だったろうなぁと思っていました。
これで撮影期間も3倍だったらいいのですが、普段どおりの日数でこなしたとしたら、それは現場からきついという意見が出ても仕方ないかとは思いました。
(おそらくあの内容からして普段通りなんてスケジュールでは無かったと思いますが)
でも主役のマークが何か言うというのは「あのプロデューサーを降ろさないならオイラが降りちゃうよ」みたいな脅しと同じなのであって、そこまでやってしまっていいの?と思わなくもない。
さて本題。今回は基本的に内容がまるでわからなくなるまではノンストップで視聴しました。
シーズン4は最初の数話がちょっとイライラしました。
あっさりとあの方がNCISからいなくなってしまうのもどうかと思いましたが、どうやって戻ってくるかと思ったら、なんかうやむやな感じがしないでもない…。
さて、ざっとなのでまだ良く理解していないストーリーなどありますが、それはこれからまたじっくりと観るとして、全体の感想を書いておきます。
今シーズンは意識してそうなっているのか、事件が解決しないまま終わるエピが幾つかあります。
厳密に言うと未解決という訳ではなく、いちおう犯人は捕まるのだけど、それでいいのか?という感じのものや、サブストーリーが何やら怪しげに進行したり、主犯格を逃してしまって、その後どうなるの?というのもありました。
また、Zivaがいる為なんでしょうが、アルカイダに絡む話＝爆弾テロとネイティブじゃない人が出てくるエピが多すぎの感が否めません。
で、サブストーリーというのはメインキャストのプライベート。と言っても相変わらず彼らの家族関係とかそういったことを深く描いてくれているわけではありません。
(この時期でこんな状況という事は、番組としてこのまま行く方針なんでしょうね)
TonyとAbbyはそれぞれに恋愛で思い悩む日々。
(職場恋愛はご法度なので、ふたりが恋愛するわけではない)
Tonyのお相手はステキなんだけどなんだか秘密たっぷり。
Abbyは偶然出会った人に気持ちが傾くが、彼のタイプじゃない事をすごく気にしてる。
ZivaはTonyが素っ気無いのを勘繰ってGibbsに怒られる一方、事件で出会った青年と…だったり。
McGeeはiPodの例の女の子が登場したり、出版した本が売れてそれが元で事件が発生したり。
GibbsがCIDの「ブロンド」女性に色気を出すのでJenがやきもちを焼いてみたり。
そのJenは死んだはずの父がもしかして? という事でナイショでAbbyに調べてもらったり。
新人のLee捜査官は下っ端登場という事で一瞬McGeeを喜ばせたけど、その後はむしろ出番は少ないがMcGeeより優秀かもと思う活躍をしてみたり。
PalmerはそのLeeと職場(検死室)でDuckyの目を盗んで…だし。
Duckyのみ、ママの登場もなく私生活については特に新事実も出てこなかった。
なお、特典映像で、メインの7人がレストランで食事しながら、視聴者から寄せられた質問に答えるというものがあったのですが、キャストの素顔がなかなか面白かったです。
ところで、全米脚本家協会(WGA)のストライキの影響で、このNCISも今のシーズン5の途中で放映が中断されてしまうかもしれません。
SGAは今放送中のシーズンの撮影が放映開始前に全て終了しているため、もし影響が出るとしても次のシーズンになるわけですが、実は製作はカナダで行われているので、次のシーズンへの影響もまったく無いかも知れません。
しかし、アメリカで製作されるドラマは、シーズン開始後も後半の脚本を書いたり撮影したりなのが普通で、だいたい全ての作業は翌年1月頃に終わるようです。
ですので、脚本もシーズンの最後まで上がっているわけではなく、ストライキが続けばその影響をもろに受ける事になります。
WGAのメンバーによるとストライキは最低半年は続けると言っているらしいので、そうなると、今シーズンのみならず、次のシーズンにも影響が出そうです。
折角人気が出始めていたシリーズに、スポンサーがつかずに終了せざるを得ないといった事や、今シーズンのDVD製作をしないという事もありそうです。

asahi.com：「デスパレート」も撮影中止に　米脚本家スト – 国際

　同組合ストは１９年ぶり。作品の販売手段の多様化を反映し、ＤＶＤ販売やネット配信の際に脚本家が受け取れる報酬の大幅アップを要求しているが、雇用主である映画・テレビ業界団体は受け入れを拒絶しており、長期戦を予想する声が増えている。（時事）