フランスに行っていた長官を迎えに空港に来ていた秘書のCynthia。
Cynthia「お帰りなさい、長官。インターポールの会議はどうでしたか」
Jen「ええ。私とデートしたいヨーロッパのお巡りさんに囲まれたわ」
C「…」
J「もちろん、デートしてないわよ」
C「やだ、私は別にそんな…」
J「私があなたぐらい若かったらデートしてたわよ。さぁお乗りなさい」
あきれるやら、ばつがわるいやらのCynthia。
J「Gibbsが指揮を代わって1週間経つけど、NCISはまだ無傷かしら?」
C「うーん。とりあえず乗り切りました」
J「Gibbsも?」
C「辛うじて」
Cynthiaへのお土産であるエルメスのスカーフがこれから出てくるのかと思いきや、車はそのまま出て行ってしまった。
代わって、小さな天使の人形を持って歩く少女。
その前に立つ青年。
彼は意気揚々と空港出口に出てきて、ブラックベリーを取り出しメールを打ち始めた。
耳にかかったイヤホンで音楽を聴いているらしく、周囲に全く注意を払わず歩き始めてしまった。
そこへやってきた車に、もろに体当たりしてしまう青年。
彼の手から落ちたブラックベリーが地面でくるくると回っている。さっきの少女がそれを見つめていた。
書きかけのメール内容は「バーニーへ 税関問題なし もうすぐ会お」だった。
半袖半ズボンだと、たとえスタントマンでも手足を本当に擦りむいてしまいそうだなぁと、妙に心配になってティーザー終了
注目ワード
get out of jail free card
続きを読む »
感想
流石にフィナーレだけあって、盛りだくさん過ぎておなか一杯です。
DiNozzoが彼女と居るときにボイスメールに繋がるのはいつもの事なのに、Duckyに「なんだか妙な感じがするのよ」というZiva。
Duckyが幼児の母親みたいだといいますが、ここしばらくの彼女の態度はまさにそのとおりでしたね。(視聴者がそう思うのも承知の上の演出だった?)
Jeanneは自分の仕事でいささかパニック状態にあるため、おそらくTonyが冴えたヒントをくれたり、銃をすばやく拾ったり、常に落ち着いているという事に対して疑問をもつ余裕が無かったのでしょうか。
彼女が特に事件に関して言及する事もなく、リムジン(強面のガードマンつき)にTonyを乗せてパパに紹介しちゃいましたね。
で、なんとそのパパというのが武器商人のGrenouilleだったとは。
Jeanneの無邪気そうな態度からして、パパの正体も、ましてやTonyの正体も知らない様子。
“I don’t believe in coincidence” と常日頃Gibbsが言いますが、私もまさかTonyがJeanneの素性を知らずに付き合っていたとは思えませんが、真相は?
GrenouilleはTonyに会ったとき「Anthony DiNard教授」と呼んでいました。そういえばこれまでに大学がどうしたとかいう話がJeanneとTonyの間で時々出ていましたけど、関係がありそうです。
これはシーズン5の幕開けは大波乱となりそうですよ。
KortはTonyとは潜入捜査の時に会っていますが、彼がNCIS捜査官だという事は知っているでしょうが、Grenouilleにはそこまで伝えてあるんでしょうか?
KortはJeanneがGrenouilleの娘と判っていて、盗撮だけに留めたようですがCIAでもそんな事を気にするんでしょうか?
むしろGrenouilleは娘の恋愛を利用しているように見えますが、本心としては別れさせたいのかどうか、さっぱりわかりません。
そしてLodestoneというCIAの秘密作戦に関わっているという事はわかりましたが、それがどんな作戦なのかも明らかにはなりませんでした。
JenがAbbyに頼んだ指紋の検索結果は、自殺したはずのJenの父。これは一体?
新しい事実が出てきて他にも色々疑問だらけですが、それはまた別の記事にてまとめられたらと思います。
(少なかった場合は、ここに追記します)
ああ~っ、DiNozzoが傷心するのを見たくないんだけど、恐らくそうなるんですよねぇ。とほほ。
ムダ知識
今回Gibbsの2番目の妻が初登場。
途中から雨が降りますが、重要なシーンで雨を降らせるのが好きなんだよと、演出のDon Bellisarioが再三言っています。
Gibbsが爆発に巻き込まれたときも、AbbyがAriに狙撃されたときも雨でしたね。
get out of jail free card
もともとはモノポリーで使われるカードだと思われるんですが、今回の場合は違法行為をしてもお咎めを受けないための書類という事のようです。
刑事(犯罪)ドラマでは良く出てくる言葉です。
Nick Kerry役はAlan Smyth。Donが音声解説で彼の発音に触れていますが、それを聞いて初めて確かにちょっと違うかなぁぐらいにしか判りませんでした。
実はイギリス出身の俳優さんなんですね。CSI:NYでは手品ショップの店長役でした。
Bernadette Watkins役はShelly Cole。ERでは火遊びで移された伝染病(記憶があいまいですが、DiNozzoと同じような症状でしたから、もしかしたらペストだったのかも)で死にかける役でした。
CSI:NYではガールズバンドのドラマー役でしたが、もともと音楽もやる人なんだそうです。
遺体安置室のシーンで、死んでいるはずのDevonの足が震えるのが判ります。
寒かったんでしょうかね(^^;
Tonyが頭を殴られて床に倒れているシーンでDonは「彼は本当に役の中に入り込んでいる」とべた褒めしていました。
こんなに気にかけてもらった脚本家・演出家・プロデューサーがこのシーズンで去ってしまう事が残念でなりません。
« 続きを隠す
Trackback ID: http://lillicat-kingdom.com/littlecaca/2007/05/ncis_s424_angel_of_death/trackback/
NCIS S5-01 Bury Your Dead
警報! このエピソードは、シーズン2のSwakと深く関係があるのでまだ観ていない方は要注意。 また、シーズン4全体のサイドストーリーとも大きく関係があり、…